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平成25年度 (第64回) 電気・情報関連学会中国支部連合大会

部門: セッション 1704  15. 医療電子・生体工学
日時: 2013年10月19日(土) 15:30 - 16:35
部屋: 一般教育棟D棟 D35 (→地図)
座長: 深野 秀樹 (岡山大学 大学院 自然科学研究科)

15-1 (時間: 15:30 - 15:43)
題名首の動きに制限のある高位頸髄損傷者のためのスイッチ付きあご操作マウスの試作
著者*六名 泰彦, 谷本 義雄, 難波 邦治, 山本 秀樹 (吉備高原医療リハビリテーションセンター)
Pagep. 448
Keyword頸髄損傷, コンピュータ操作, マウス
Abstractこれまでに我々は、高位頸髄損傷者がコンピュータ操作時に、首を動かし、あごで操作を行うあご操作マウスを開発してきた。高位頸髄損傷者の中には、人口呼吸器の装着や、麻痺による首の痛みによって、首を上下、左右へ動かすことが困難となる場合がある。ここでは、これまでに開発してきたあご操作マウスに、左右スイッチを付加することで、マウス操作の水平方向への移動操作を支援できる、スイッチ付きあご操作マウスを試作したので報告する。

15-2 (時間: 15:43 - 15:56)
題名スマートフォンを使用した車いす漕ぎ数の算出
著者*難波 邦治, 谷本 義雄, 六名 泰彦, 山本 秀樹, 古澤 一成 (吉備高原医療リハビリテーションセンター)
Pagep. 449
Keyword車いす, 漕ぎ数, スマートフォン, 脊髄損傷者, メタボリック
Abstract脊髄損傷者において、日常の活動量の低下はメタボリック症候群に繋がる場合があり、日頃から食事に注意しながら運動を心がける必要がある。健常者では歩数計を用いて日常の活動量を容易に計測することが可能であるが、車いすを使用している高齢者や障害者においては、容易に活動量を計測することができない。そこで昨年我々は、車いすによる活動量を計測することを目的として、車いす漕ぎ数計測装置を開発し報告している。今回は、車いすの漕ぎ数計測装置で開発した車いす漕ぎ数検出手法を、普及しているスマートフォンに応用して、車いすの漕ぎ数を算出したので報告する。

15-3 (時間: 15:56 - 16:09)
題名血液中のアルコール濃度が音声信号に及ぼす効果
著者*川野 正幸, 藤原 直樹, 田中 章浩, 吉村 宏紀, 岸田 悟 (鳥取大学大学院工学研究科)
Pagep. 450
Keywordスペクトル解析

15-4 (時間: 16:09 - 16:22)
題名疲労が音声信号に及ぼす効果
著者*岸 啓, 吉村 宏紀 (鳥取大学大学院工学研究科), 岸田 悟 (鳥取大学大学院工学研究科,鳥取大学工学部附属電子ディスプレイ研究センター)
Pagep. 451
Keyword音声信号, 疲労, フリッカー値, クレペリン試験

15-5 (時間: 16:22 - 16:35)
題名瞬きによるALS患者のための意思伝達システムの開発
著者*村上 篤志, 槇 弘倫, 小川 英邦, 塚本 壮輔, 米澤 良治 (広島工業大学)
Pagep. 452
Keyword瞬き, 眼電図, PHS
Abstract平成24年における日本の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の患者数は8,992人と報告されている。ALSは、運動神経が破壊され筋肉が委縮していく進行性の疾患である。しかし、感覚神経、自律神経及び脳機能は維持されるという特徴がある。よって、口や体の動きを用いたコミュニケーション能力が奪われていき、QOLの低下が問題となっている。そこで、本研究では、導電シリコーンゴムで記録した瞬きに伴う眼電図(EOG)による意思伝達システムの開発を行ったので報告する。 そこで、本研究では、直接皮膚に電極を貼り付ける代わりに、枕に取り付けた導電シリコーンゴムを用いて瞬きを検出する眼電図式瞬目検出装置の開発を行ったので報告する。