(セッション表へ)

平成25年度 (第64回) 電気・情報関連学会中国支部連合大会

部門: セッション 1403  3. 電気・電子材料-(3)
日時: 2013年10月19日(土) 14:00 - 14:52
部屋: 一般教育棟D棟 D32 (→地図)
座長: 七戸 希 (岡山大学 大学院 自然科学研究科)

3-11 (時間: 14:00 - 14:13)
題名透明太陽電池用p型酸化ニッケル膜の作製とその物性
著者*加藤 三四郎, 吉永 諭, 前田 匠, 吉田 博行, 森田 廣 (山口東京理科大学)
Pagep. 373
Keyword透明太陽電池, 酸化ニッケル, 透明半導体
Abstract窓のような固定された場所で、可視光はそのまま透過させ、紫外光にて発電を行う透明太陽電池の開発を進めている。透明な材料では、n型半導体に比べ、良いp型半導体が見出されていない。そこで今回、酸化ニッケル、もしくは不純物を添加した酸化ニッケルに着目した。pn接合を形成し、不十分ながら光電変換特性を確認できたが、この膜は製膜後に抵抗値や透過率が変化しやすいことが判明した。安定性の確保も含め、p型透明半導体としての薄膜物性条件を詰める研究を行った。

3-12 (時間: 14:13 - 14:26)
題名超伝導バルク体を用いた演示実験
著者原田 直幸, *向井 良介, 諸橋 信一, 岡田 秀希, 崎山 智司 (山口大学大学院)
Pagep. 374
Keyword長州科楽維新, 超伝導体, 演示実験, 浮上実験, 超伝導現象
Abstract山口大学工学部では、平成20年度から山口県内の産学公民の各機関と協力して「長州科楽維新プロジェクト」に取り組んでいる。「長州科楽維新プロジェクト」とは小中学生に科学の楽しみを伝え、将来の科学技術立国日本を担う人材育成を目指している。この活動の中で、極低温や超伝導現象を用いた実験を通して、小中学生の科学技術への興味関心を促すための演示実験を行っている。本報告ではこれまでに活動を行ってきた演示実験について報告する。

3-13 (時間: 14:26 - 14:39)
題名ハイブリッド対向スパッタで作製したMgF2光学薄膜の特性
著者*渡邉 圭亮, 碓井 圭太, 葛尾 寛之, 岡田 秀希, 原田 直幸, 諸橋 信一 (山口大学大学院)
Pagep. 375
Keywordハイブリッド対向スパッタ, MgF2 薄膜, 光損失

3-14 (時間: 14:39 - 14:52)
題名Bi系高温超電導体における電気輸送特性の改善
著者*門脇 瑞樹, 田中 博美 (米子工業高等専門学校 電気情報工学科)
Pagep. 376
Keyword表面改質, 水浸処理
Abstract近年、Bi系高温超電導針状結晶(以下,Bi系ウィスカー)は高い臨界電流密度(Jc)を有することが過去の研究により明らかとなった.しかしながらそのJc は,依然としてY系高温超電導体のJcより一桁程度低い.そこで本研究では,Bi系ウィスカーの更なるJc向上を目指して、水浸処理を施した.これは、Bi系高温超電導厚膜に水浸処理を施すことでJcが向上するという報告があり,Jc向上の手段として有効であると考えたためである.また、Bi系ウィスカーのc軸方向の長さと同等の厚みを持つBi系高温超電導厚膜において30secの水浸時間を施すことでJcが1.5倍に向上したという報告もある.そのためBi系ウィスカーの最適水浸時間は,数十秒程度であると示唆される.