(セッション表へ)

平成25年度 (第64回) 電気・情報関連学会中国支部連合大会

部門: セッション 0802  12. 光・量子エレクトロニクス
日時: 2013年10月19日(土) 10:30 - 11:48
部屋: 一般教育棟D棟 D12 (→地図)
座長: 香川 直己 (福山大学 工学部 電子・ロボット工学科)

12-1 (時間: 10:30 - 10:43)
題名発光剤混合層をもつEL素子の発光輝度向上
著者*鈴木 宏和 (近畿大学大学院), 岡田 和之 (近畿大学工学部)
Pagepp. 207 - 208
Keyword有機EL, 発光輝度, エキサイプレックス
Abstract発光剤を混合した新しい構造の有機EL素子を設計・試作し、発光輝度の向上を観測した。その成果について報告する。

12-2 (時間: 10:43 - 10:56)
題名大口径光ファイバにおける二重モード及び三重モードの伝搬と観察
著者*竹内 均, 吉川 学 (山口大学大学院 理工学研究科)
Pagep. 209
Keyword光通信, ファイバ, モード
Abstractコア直径200μmのマルチモードファイバを使用した光通信において,モード分割多重を目的とした場合には,各種モード伝搬についてのデータが必要である。従来,短距離であれば選択的なモードでの二重モード伝搬が可能であることを報告してきた。 今回は大口径ファイバのより多くのモードが伝搬されるという考えを基に,二重モード伝搬の長距離化と三重モード伝搬を目指し,ファイバ長1m以上の場合での二重モード伝搬の実験と三重モードを用いての実験を試みたので報告する。

12-3 (時間: 10:56 - 11:09)
題名球状の反射端面を有するマルチモード干渉構造光ファイバ温度センサの検討
著者*高橋 毅, 田上 周路, 深野 秀樹 (岡山大学大学院自然科学研究科)
Pagep. 210
Keyword光ファイバ
Abstract通信の手段として現代社会に普及している光ファイバであるが、センサとしての研究も行われている。光ファイバはセンシングに光を利用しているため、電気信号を使用していないこと、材料の主成分が石英であることから、防爆性・防腐性に優れていることから様々なセンサが開発されている。その中にマルチモード干渉(Multi Mode Interference : MMI)を利用したものがある。本研究では、球状の反射端面のMMI構造を作製し、30〜100℃まで10℃間隔で温度測定を行った。その結果、0.036℃という高い分解能を得た。

12-4 (時間: 11:09 - 11:22)
題名遠隔励起L帯EDFAの全光型利得一定制御法における利得制御精度特性
著者*大西 健太 (島根大学 総合理工学部 電子制御システム工学科 光エレクトロニクス通信研究室), 田中 宏幸, 田山 恵一 (島根大学 総合理工学研究科 機械・電気電子工学コース 光エレクトロニクス通信研究室), 北村 心, 増田 浩次 (島根大学 総合理工学研究科 機械・電気電子工学領域 光エレクトロニクス通信研究室)
Pagep. 211
KeywordEDFA, AGC, 遠隔励起
Abstract将来の超大容量のフォトニックネットワーク実現のため,マルチコアエルビウム添加ファイバ増幅器(MC-EDFA)を用いた光増幅技術が重要である.我々はこれまでに, 遠隔励起MC-EDFAを用いた低雑音・高効率な光伝送システムの光増幅中継特性、また,遠隔励起マルチコアC帯EDFAシステムにおける利得一定制御(AGC)の基本特性を報告した. L帯、C帯のEDFAを用いたAGCの基本特性比較を実験により検討した.L帯EDFAを用いた場合,信号光が-14dBmの利得と,14dBmの利得の差は0.13dB以下であった.またL帯EDFAを用いたGは0.14dB以下であり,レージングパワーが大きい場合でも,C帯に比べSHBの影響は小さいと考えられる.

12-5 (時間: 11:22 - 11:35)
題名光を用いた前方向配置による水面センシングシステムの検討
著者*春名 優 (島根大学総合理工学部電子制御システム工学科), 徳永 星哉 (島根大学総合理工学研究科総合理工学専攻), 道畑 和也 (島根大学総合理工学部電子制御システム工学科), 北村 心, 増田 浩次 (島根大学総合理工学研究科総合理工学専攻)
Pagep. 212
Keyword水面センシング, 防災, 光パルス
Abstract防災・減災,漁業,環境応用などの観点から,海,湖沼及び河川の水面センシングは重要である.これまでに,光パルスまたは変調光の反射を用いた水位及び波高センシングが報告されている.本論文では,前方向配置を用いた水面センシングシステムの構成法の検討結果について報告する.検討結果では,WDM波長群と大受光面積の光ファイバを用いた水面センシングシステムの前方向配置について,水位変動量と光パルス到達時間差の関係を調べた.両者の間の理論式を求め,数値計算による明確化を行った.

12-6 (時間: 11:35 - 11:48)
題名水面センシングシステムにおける受光パワー波形特性の理論検討
著者*松井 淳 (島根大学 総合理工学部 電子制御システム工学科 光エレクトロニクス通信研究室), 徳永 星哉 (島根大学 大学院 総合理工学研究科 総合理工学専攻 機械・電気電子工学コース 光エレクトロニクス通信研究室), 北村 心, 増田 浩次 (島根大学 大学院 総合理工学研究科 総合理工学専攻 機械・電気電子工学領域 光エレクトロニクス通信研究室)
Pagep. 213
Keyword水面センシング, 防災・減災
Abstract海,湖沼及び河川の水位のセンシングは,防災・減災,漁業,環境応用において重要である.これまでに,光パルスまたは変調光の反射を用いた水位及び波高センシングが報告されている.我々は,その実現技術の一つとして光通信分野で開拓された光ファイバ技術及び波長多重技術を用いる実時間水面センシング方式を提案し,システム構成及び性能に関する検討を行った.本論文では,光を用いた水面センシングシステムにおける受光パワーの時間変動特性の理論検討を行い,水面における光線の反射角度,及び受光パワーの時間依存性の理論式を求め,その式を用いた計算により受光パワー基本特性の明確化を行った.