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平成25年度 (第64回) 電気・情報関連学会中国支部連合大会

部門: セッション 0603  26. 情報処理-(4)
日時: 2013年10月19日(土) 14:00 - 15:05
部屋: 一般教育棟B棟 B33 (→地図)
座長: 籠谷 裕人 (岡山大学大学院自然科学研究科電子情報システム工学専攻)

26-16 (時間: 14:00 - 14:13)
題名不愉快な通知による入力促進システムの提案と実装
著者*三島 朋之, 高橋 健一, 川村 尚生, 菅原 一孔 (鳥取大学大学院 工学研究科 情報エレクトロニクス専攻)
Pagepp. 177 - 178
Keywordソフトウェア, ユーザインタフェース, 通知
Abstract会議の日程調整のような,期日までに入力が必要なシステムにおいて,ユーザが入力しないため調整が失敗するといったことが発生する.この原因としては,ユーザが入力が必要なことに気づかないことや気づいたとしても面倒で入力をしない,忘れてしまうといったことが考えられる.そこで,入力をしないユーザを段階的に不愉快にすることで,入力を促進するシステムを提案する.本提案システムにおいて,入力期日が迫まれば迫るほど入力をしないユーザが不愉快となるように動作する.入力を行わないと不愉快な動作が実施されるため,ユーザは不愉快になることを防ぐために入力を行う.また,不愉快の段階的な実地により,早期に入力を行うユーザに対しては不愉快が生じない.入力を行わない怠惰なユーザにだけに不愉快を生じさせ,期日までの入力を促進することができる.

26-17 (時間: 14:13 - 14:26)
題名拡張特徴ベクトルを用いたネットニュースの詳細分類
著者*吉次 洋毅 (徳山工業高等専門学校情報電子工学専攻), 高山 泰博 (徳山工業高等専門学校情報電子工学科)
Pagepp. 179 - 180
Keyword文書分類, 潜在意味索引付け, 特異値分解, クエリ拡張
AbstractGoogleNewsのようなネットニュースサイトでは,ニュース記事が大まかなカテゴリに分類されている.しかし,カテゴリの意味が広いために,同一カテゴリに様々な記事が混在する.我々は,入手が容易なニュースのスニペット(要約文)とタイトルのみを利用し,より詳細な分類の実現を目指す.スニペットには少数の単語しか現れないため,特徴ベクトルが,極めてスパースになる.特徴ベクトルを潜在意味索引付けすることで,次元圧縮とともにスパース性の解消を行っても十分ではない.そこで,自己相互情報量に基づいて求めた連想語で,特徴ベクトルを拡張することにより分類精度が向上することを示す.

26-18 (時間: 14:26 - 14:39)
題名ユーザによるアイテムの組み合わせを考慮した推薦方式の提案
著者*赤星 佑太, 佐藤 康臣, 大場 充 (広島市立大学大学院 情報科学研究科)
Pagepp. 181 - 182
Keyword情報推薦, 協調フィルタリング, ECサイト, 組み合わせ
Abstract本稿では,ECサイトにおけるアイテムの推薦方式として,ユーザが作成したアイテムの組み合わせを考慮した手法を提案する.今日,情報推薦の研究が多く進められている.従来の手法ではアイテムを組み合わせて推薦することができず,どのアイテムと組み合わせて購入するべきか分からない可能性がある.推薦を受けるユーザ以外の情報を利用する協調フィルタリングという従来手法を拡張し,ユーザがECサイト内のアイテムを用いて作成した組み合わせを考慮した推薦方式を提案する.また,実際のアイテムを用いて,評価実験を行う.従来手法である協調フィルタリングを比較し,提案手法の評価値の予測方法と推薦されるアイテムの妥当性を示す.

26-19 (時間: 14:39 - 14:52)
題名単語の共起性に基づいた万葉集和歌検索機能の考察
著者*岡田 雄揮 (山口大学教育学研究科), 鍵村 好美, 中田 充, 葛 崎偉, 吉村 誠 (山口大学教育学部)
Pagepp. 183 - 184
Keyword連想語, 類似語, 共起, 和歌検索, 万葉集データベース
Abstract国文学研究の分野では,日本最古の和歌集である万葉集の和歌を容易に参考にしたいという要望があり,筆者らも和歌を検索するシステムを研究している.このシステムでは,検索語の単純な文字列マッチングによる和歌検索に加えて,概念体系に基づいた検索語の同義語と類似語を用いた柔軟な和歌検索を提案している.本稿では,より柔軟な和歌検索機能実現のために,単語の共起性に基づいた検索語の類似語と連想語を求める手法について考察する.検索語の類似語と連想語を求めるために,単語同士の共起頻度を明らかにして共起行列を作成する.そのうえで,類似した共起ベクトルを持つ単語を類似語とし,共起頻度が高い単語同士を連想語とする.

26-20 (時間: 14:52 - 15:05)
題名GPSデータを用いた生活圏の動的生成のためのデータ量に関する検討
著者*松尾 雄二 (岡山大学大学院自然科学研究科), 原 直, 阿部 匡伸 (岡山大学大学院自然研究科)
Pagepp. 185 - 186
KeywordGPS, 生活圏, 滞在地, 見守りシステム
Abstract本研究ではGPSデータから動的な生活圏を生成し,見守りシステムに応用することを目標とする。生活圏は滞在回数1回以外の滞在地と定義する。本報告では動的な生活圏の形成に必要なデータ量を検討しその評価を行う。被験者4名のGPSデータから任意の日数をランダムに選択し,得られた滞在地の滞在時間で再現率の評価を行う。全ての被験者が1か月分のデータ数を利用することで再現率90%以上という結果が得られた。