| 題名 | RAPSO-MEにおける最適なパラメータの決定 |
| 著者 | *大庭 敬賢, �盒� 明子, 今井 純, 舩曳 繁之 (岡山大学) |
| Page | pp. 148 - 149 |
| Keyword | 粒子群最適化, PSO, 局所解, Mutation, Elite Group |
| Abstract | 粒子群最適化（PSO）は計算困難な組合せ最適化問題を効率的に解くために用いられる最適化アルゴリズムである。PSOの欠点として局所最適解に陥りやすいという点が挙げられるが，これにはRAPSO-MEという改良PSOが提案されている。しかし，RAPSO-MEの最適化性能は，2種類のパラメータ（Mutation rate，Elite particleの数）の値に大きく依存する。そのため，優れた最適化結果を得るためには，これらのパラメータを適切な値に設定する必要がある。そこで，代表的なベンチマーク関数を利用したシミュレーションを行い，RAPSO-MEにおける2種類のパラメータの適切な値を決定している。 |
| 題名 | n-TSPのためのACO解法の提案 |
| 著者 | *寺田 貴俊, 金川 明弘 (岡山県立大学 情報工学部) |
| Page | pp. 150 - 151 |
| Keyword | ACO, MTSP, クラスタリング |
| Abstract | ACOと呼ばれる蟻の採餌行動をモデルにした最適化手法の総称である．その特徴はフェロモンの蒸発と残留を蟻の行動嗜好傾向ととらえ，生物としての探索行動を数理モデル化した点にある．ACOは特に経路の探索等に有用であるとされ，巡回セールスマン問題(TSP)等で，その有用性が検証されている．ところで，N個の都市をn人のセールスマンで分担して巡回する問題は複数巡回セールスマン問題と呼ばれる．この際，n人のセールスマンはデポと呼ばれる共有の出発点と帰還点を通る必要がある．本研究ではファジィc-means法を併用する形式でMax Min Ant Systemによるn-TSPのためのACOシステムを提案する． |
| 題名 | 二次割当問題に対するk-opt局所探索法の性能比較 |
| 著者 | *赤木 勇斗 (岡山理科大学大学院 工学研究科), 片山 謙吾, 南原 英生, 西原 典孝 (岡山理科大学 工学部 情報工学科) |
| Page | pp. 152 - 153 |
| Keyword | 組合せ最適化, 局所探索法, 二次割当問題, 枝刈り法 |
| Abstract | 我々はこれまでに，可変深度探索法のアイデアにもとづくk-opt 局所探索法(k-opt Local Search, KLS) を，様々な組合せ最適化問題に対して示し，メタ戦略アルゴリズムの枠組みに導入することで，極めて高い探索性能が得られることを示している．特にノード配置問題に対しては標準的なKLS(標準KLS)の変形型であるKLS(変形KLS) を示し，メタ戦略の枠組みのもとで良好な解を算出できることを確認した．しかし，他の問題に対しての変形KLS の有効性については検討の余地が残っている．そこで本論文では二次割当問題に対する変形KLS を新たに示し，二次割当問題に対する標準KLSとの性能比較を行う． |
| 題名 | ペナルティの重みを調整する手法を用いた共存型GAによる看護師勤務表の最適化の検討 |
| 著者 | *森山 篤弥 (鳥取大学工学部電気電子工学科 電磁エネルギー応用工学研究室), 大木 誠, 岸田 悟 (鳥取大学工学研究科 情報エレクトロニクス専攻) |
| Page | p. 154 |
| Keyword | 遺伝的アルゴリズム, ナーススケジューリング, 突然変異, ペナルティ関数 |
| Abstract | 総合病院で勤務する看護師は各科毎に組織され、彼／彼女らの勤務表作成には，多種多様な制約を考慮しなければならないため，作成者（看護師長）にとって非常に困難な作業である．これに対し，計算機により自動的に勤務表作成を行うことで，最適な勤務表作成が期待できる．本研究では共存型遺伝的アルゴリズムを用いて看護師勤務表最適化問題に取り組む．しかしながら、実際に最適化を行ってみると、比較的評価の悪いまま最適化が停滞し，最適化が終了時点になっても有効な勤務表を得ることができない場合がしばしば観測される．この問題は，個体集団が局所的空間を形成するためと考えられる．この問題に対し、局所的空間から脱出するために，ペナルティ関数の重みを変化させ解空間を変形させることが有効であると考えられる．本論文では，ペナルティ関数が減少停滞時にペナルティの重みを調整する手法を提案する． |
| 題名 | GPによる頚動脈プラーク検出のための画像処理の最適化に関する検討 |
| 著者 | *井上 涼太, 大本 真護, 竹花 慶紀, 大木 誠 (鳥取大学 工学部) |
| Page | p. 155 |
| Keyword | GP, プラーク, 画像処理, 有向グラフ |
| Abstract | 近年，食生活の欧米化に伴い頸動脈狭窄症にかかる患者が増加している．頸動脈狭窄症は脳卒中である脳梗塞や脳血栓を引き起こし，最悪の場合，死に至るケースが報告されている．本研究では，超音波エコー画像における頚動脈プラークの安定性を自動判別するために，まず，プラークを正確に抽出することを目標とする．そのための画像処理をGPにより最適化する．大きく2種類の画像処理がある．第１は，画素の配列に沿って行う水平走査型処理と，上記多角形の重心を中心とし，周上の一定画素数間隔で設置した点まで伸ばした放射線上を走査しながら画像処理を行う放射状走査型処理である．本研究ではこれらの組合せや順序をGPにより最適化する． |