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平成25年度 (第64回) 電気・情報関連学会中国支部連合大会

部門: セッション 0501  26. 情報処理-(1)
日時: 2013年10月19日(土) 9:00 - 10:05
部屋: 一般教育棟B棟 B32 (→地図)
座長: 大倉 充 (岡山理科大学工学部情報工学科)

26-1 (時間: 9:00 - 9:13)
題名RGB-Dカメラを用いた三次元空間の再構成に関する研究
著者*徳田 駿 (山口大学工学部理工学研究科), 水上 嘉樹, 多田村 克己 (山口大学工学部)
Pagepp. 135 - 136
Keyword三次元空間再構成, ICPアルゴリズム, 特徴点, Kinect
Abstract本研究では、RGB-Dカメラを用いた現実空間の三次元再構築する手法を提案する。Kinectの登場でデプスデータが容易に取得できるようになり1方向からの三次元構築を容易に行えるようになった。そこで、これらを複数重ね合わせることで様々な方向からの三次元再構築ができるのではないかと考えた。ここでは、各画像において三次元座標を取得し、ICPアルゴリズムによる位置合わせを行った。

26-2 (時間: 9:13 - 9:26)
題名表面分析支援ソフトウェアの開発 -参照スペクトルを用いた多層モデル解析の自動化-
著者*松本 凌, 荒木 優一, 田中 博美 (米子工業高等専門学校), 吉川 英樹, 田沼 繁夫 (物質・材料研究機構), 吉原 一紘 (オミクロンナノテクノロジージャパン)
Pagepp. 137 - 138
KeywordX線光電子分光, 表面分析, 疑似Voigt関数, スペクトル解析
AbstractX線光電子分光(XPS)は固体表面の化学種および化学結合状態を同定でき、産業界で急速に普及しつつある。しかし得られるスペクトルの解釈が解析者に依存しているため、解析に大きな任意性が存在する。そこで本研究では、XPSスペクトルの解析をソフトウェア上で自動化することにより、任意性の排除を目指した。今回は、解析の際に重要となるスペクトルの数学関数近似の自動化に成功した。関数近似のアルゴリズムには差分スペクトルを用いたピーク検出など独自の方法を用いた。更に、関数近似した複数の参照スペクトルによる多層膜試料の解析も自動化した。なお、このソフトウェアはスペクトル処理システムCOMPROに組み込み一般公開する予定である。

26-3 (時間: 9:26 - 9:39)
題名アグリサーバを用いた果樹の水分要求量の研究
著者*中山 泰誠 (松江工業高等専門学校情報工学科), 渡部 徹 (松江工業高等専門学校)
Pagepp. 139 - 140
Keywordアグリサーバ

26-4 (時間: 9:39 - 9:52)
題名混合正規分布を用いた声質変換法における分布数とスペクトル変換精度との関係性の検討
著者*遠藤 一輝, 原 直, 阿部 匡伸 (岡山大学大学院自然科学研究科)
Pagepp. 141 - 142
Keyword声質変換, GMM, スペクトル, ケプストラム距離
Abstract声質変換は,音韻性を変えずに個人性を変えることを目的としており,これまでに,高品質で,変換の幅が広く,利便性の高い変換技術の研究が進められている.声質変換に,必要な音声の特徴量としてスペクトルと基本周波数と非周期性指標の3つが挙げられるが,今回はこれらの特徴量の内のスペクトルの変換に焦点を当て,混合正規分布(Gaussian Mixture Model, GMM)に基づくスペクトルの変換を行う際に最適なクラス数を検討する.評価方法として,様々なクラス数で変換を行った場合のケプストラム距離の大小を比較することで評価を行った.本論文ではその比較結果とそれについての考察を述べる.

26-5 (時間: 9:52 - 10:05)
題名システムテストケースの類似度を用いたソフトウェアの信頼性評価手法に関する一考察
著者*竹腰 祐輝, 岡村 寛之, 土肥 正 (広島大学)
Pagep. 143
Keywordソフトウェア信頼性, テストケース, 類似度
Abstract本研究では,システムテストケース間の類似度を用いてソフトウェアの信頼性評価を行うモデルに関する考察を行う.従来のソフトウェア信頼性は,ソフトウェアフォールトが空間に対して一様に分布(ポアソン分布)と言う仮定のもとで構築されている.しかしながら,個々のテストケースは入力ドメインや実行パスに関してそれぞれ異なる.そのため,テストケース投入順によっては大きな偏りが生じる.この現象を確率・統計的に正しく扱うためには,テストケースの情報を加味した信頼性評価が必要となる.本研究では,システムテストケース間の類似度を計算し,モデルに取り入れることで,テストケースの情報を考慮したモデルの構築を行う.