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平成25年度 (第64回) 電気・情報関連学会中国支部連合大会

部門: セッション 0404  2. プラズマ・放電・高電圧
日時: 2013年10月19日(土) 15:30 - 16:35
部屋: 一般教育棟B棟 B24 (→地図)
座長: 植月 唯夫 (津山工業高等専門学校)

2-1 (時間: 15:30 - 15:43)
題名風車ブレードの沿面放電に及ぼす段差の影響
著者*箕田 充志 (松江工業高等専門学校)
Pagep. 129
Keyword風車, 落雷, 沿面放電
Abstract風力発電は自然エネルギーを用いた発電利用の一つとして世界的に普及しつつある。しかしながら,大型の風車が設置されるにつれ我が国では落雷による被害も増加している。落雷事故によるブレードの破損や発電機の故障で,風車の修理コストや運転停止期間に伴う損害は大きな問題である。本報告では実際の風車ブレードの規模を模擬した試料を用い,ブレード表面に段差が存在する場合の沿面放電特性を検討した結果を述べる。

2-2 (時間: 15:43 - 15:56)
題名GPUによる粒子コードの高速化
著者*橋本 慎也, 田平 裕紀 (山口大学大学院理工学研究科電子情報システム工学専攻), 内藤 裕志, 田内 康 (山口大学大学院)
Pagep. 130
Keywordプラズマシミュレーション, GPU, OpenCL
Abstract粒子コードは複雑なプラズマ物理現象を解析する有効な手段である。しかし、粒子シミュレーションを実行するには通常莫大な計算機資源を必要とする。最近、GPU(Graphic Processing Unit)を汎用計算に用いたGPGPU(General-Purpose computing on GPU)が注目されている。GPUは画像処理を専門に開発された演算装置であり、搭載されている多数のコアを用いて並列演算を行うことでCPUをはるかに凌ぐ性能を発揮できる。 今回の研究では、静電近似一次元粒子コードを例としてGPU使用版を作成し、その高速化性能を評価した。

2-3 (時間: 15:56 - 16:09)
題名2次元粒子コードの高速化
著者*田平 裕紀, 橋本 慎也, 内藤 裕志, 田内 康 (山口大学大学院理工学研究科)
Pagep. 131
Keyword夏, 休み, ほしい
Abstractプラズマ物理現象を解析する手段として粒子コードを用いた粒子シミュレーションがある。しかし、粒子シミュレーションを実行するには通常莫大な計算機資源を必要とし、CPUだけでは計算時間が膨大になってしまう。そこで、画像処理を専門に開発された演算装置であるGPU(Graphic Processing Unit)を汎用計算に用いたGPGPU(General-Purpose computing on GPU)という考え方が注目されている。GPUは搭載されている多数のコアを用いて並列演算を行うことでCPUをはるかに凌ぐ性能を発揮できる可能性がある。 今回の研究では、静電近似二次元粒子コードを例としてGPU使用版を作成し、その高速化性能を評価した。

2-4 (時間: 16:09 - 16:22)
題名ジャイロ簡約MHDコードによるトカマクプラズマのシミュレーションとOpenMPを用いた高速化
著者*山本 洸大, 内藤 裕志, 田内 康 (山口大学大学院理工学研究科)
Pagep. 132
KeywordOpenMP, スレッド並列, プラズマシミュレーション, 高速化
Abstractプラズマはイオンと電子により構成されている。プラズマの多数の構成荷電粒子が互いに作用し,多様な集団運動を起こす。従って,この複雑な振る舞いを理解するためにコンピュータシミュレーションがプラズマの研究において重要な分野を占めている。コンピュータシミュレーションの手法として,個々の粒子の運動を追跡する粒子コードと,プラズマを流体として扱う電磁流体力学(MHD)コードが用いられている。本研究では,運動論的効果を含むように拡張したジャイロ簡約MHDコードを用いてシミュレーションを行っている。ジャイロ簡約MHDコードで大規模シミュレーションを行うにはメッシュ数を増やす必要がある。しかし,メッシュ数が増加することで計算時間が多くなるため,ジャイロ簡約MHDコードを並列化し,高速化性能の比較・検討を行った。

2-5 (時間: 16:22 - 16:35)
題名ツインカソード型プラズマトーチを用いて作製した溶射膜の特性
著者*松原 智浩, 崎山 智司 (山口大学大学院理工学研究科), 北村 智昭 (中国電力)
Pagep. 133
Keywordプラズマ溶射, アキシャルフィード法
Abstract高品質な溶射膜を作製するためには、材料を十分に加熱・溶融し、高速で基板に衝突・堆積させることが重要となる。電極中心部から直接プラズマアークの軸線方向に材料を送給する手法(アキシャルフィード法)を用いれば、より高い加熱効率で粒子加熱が可能であると考えられる。そこで本研究では、ツインカソード型プラズマトーチを用いてアキシャルフィード法による材料送給を行い、得られた溶射膜の機械的特性を調べ、アキシャルフィード法の有効性について検討した。