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平成25年度 (第64回) 電気・情報関連学会中国支部連合大会

部門: セッション 0403  8. 電力系統II・発送配電・新エネルギー-(3)
日時: 2013年10月19日(土) 14:00 - 15:05
部屋: 一般教育棟B棟 B24 (→地図)
座長: 高橋 明子 (岡山大学)

8-11 (時間: 14:00 - 14:13)
題名再生可能エネルギーの電力系統への影響を緩和する需要家負荷のマルチエージェント制御
著者*小川 明宏, 真木 一成, 畑 潔, 武内 保憲, 石川 文雄 (中国電力)
Pagepp. 123 - 124
Keywordマルチエージェント, 需要家負荷, 再生可能エネルギー, 需要制御
Abstract再生可能エネルギーが電力系統に大量に導入されると既存の電源だけでは周波数や余剰電力の調整が難しくなることが懸念される。この場合、需要家側の負荷を調整することも対策の一つとして考えられるが、系統内に大量に分散接続されている需要家機器を集中的に制御することは困難である。そこで、制御対象機器が周囲の環境に応じて自律的に動作するマルチエージェント技術の適用を検討した。本研究では、需要家機器が再生可能エネルギーの出力変動に合わせ自律的に入切動作するプログラムを作成し、パソコン上で500台程度のエージェントの動作を検証した。この結果、エージェントの自律制御により周波数変動が緩和できることが確認された。

8-12 (時間: 14:13 - 14:26)
題名エネルギア総合研究所太陽光発電装置のパネル劣化測定
著者*八田 浩一, 田部 守, 石川 文雄 (中国電力株式会社 エネルギア総合研究所)
Pagep. 125
Keyword太陽光発電, 劣化測定

8-13 (時間: 14:26 - 14:39)
題名白炭電極を用いた電気透析による脱塩実験
著者*中居 康浩 (鳥取大学大学院 工学研究科), 舟木 佑太, 星野 真男, 西村 亮佑 (鳥取大学 工学部), 西村 亮, 安東 孝止, 笠田 洋文 (鳥取大学大学院 工学研究科)
Pagep. 126
Keyword電気透析, イオン, 脱塩, 白炭, 水素処理
Abstract近年,人口増加や塩害,公害などの水質汚染により世界規模での水不足が問題視されている.特に,乾燥地帯や離島などではその問題はより深刻である.そこで本研究では,自然エネルギーに着目し,太陽電池を利用した電気透析により海水淡水化を行う造水システムの開発のための基礎研究を行う.単純な電気透析装置を製作し,電気透析の脱塩特性,及び電極の材質が及ぼす影響を調べることにより淡水化度改善を図る.また,電気透析により精製される高濃度塩分の排液の有効利用や透析過程で発生する塩素や水素気体の処理のため,電極として水素処理を行いイオン吸蔵能力を高めた白炭を導入する.

8-14 (時間: 14:39 - 14:52)
題名活性炭(白炭)を正負極とする炭素二次電池への太陽電池による充電実験
著者*畠中 裕也, 西村 亮 (鳥取大学大学院情報エレクトロニクス専攻), 星野 真男 (鳥取大学工学部電気電子工学科), 笠田 洋文, 安東 孝止 (鳥取大学大学院情報エレクトロニクス専攻)
Pagep. 127
Keyword二次電池, 白炭, 太陽光発電
Abstract白炭を電極とする電池を開発した.この電池は正極と負極に白炭を使用する.電解液は塩化アンモニウムを使う. 正極では酸素を取り込み, 白炭中を拡散して電解液面で水と反応して塩素イオンと水酸化物イオンを放出する. 負極では水素がイオン化し,塩素イオン,あるいは水酸化物イオンと結合する. 充電過程でこれらのイオンは白炭に吸蔵され, 気体での放出はなく, 放電過程ではイオンを再放出し, 二次電池として動作する機能がある.この電池を太陽電池と接続して充放電実験を行い,二次電池として機能することを確認した.

8-15 (時間: 14:52 - 15:05)
題名影を考慮した家庭用太陽電池のモデル化に関する研究
著者*松浦 淳郁, 川原 耕治 (広島工業大学)
Pagep. 128
Keyword太陽電池, 影
Abstract本研究室に設置されている太陽電池は設置制約により隣接する建物により午後から影がかかってしまう。この太陽電池に照射される日射に対して、影の影響を考慮しなければならない。影の影響を考慮したときの発電量を調べた。