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平成25年度 (第64回) 電気・情報関連学会中国支部連合大会

部門: セッション 0203  23. 画像処理-(4)
日時: 2013年10月19日(土) 14:00 - 15:05
部屋: 一般教育棟B棟 B12 (→地図)
座長: 矢野 澄男 (島根大学総合理工学部機械・電気電子工学科)

23-16 (時間: 14:00 - 14:13)
題名速度標識認識システムのためのハードウェア向け数字認識アルゴリズム
著者*山本 真晴, Anh-Tuan Hoang, 大森 睦己, 小出 哲士 (広島大学 ナノデバイス・バイオ融合科学研究所)
Pagepp. 45 - 46
Keyword安全運転支援, 速度標識認識, 数字認識, パターン認識, ハードウェア
Abstract本研究の目的は,車載向け速度標識認識システムにおける数字認識部分のハードウェア向けアルゴリズムの開発である.8 bitグレースケール画像から標識検出を行い標識部分を絞り込んだ後,その画像を2値化し,数字部分の特徴量を抽出して標識の制限速度を読み取る.数字認識に用いる特徴量として,数字部分の縦横のヒストグラムや,白ピクセルや黒ピクセルの連続性を用いる.抽出した特徴量について,あらかじめ決めた数字判定基準と比較して数字を認識する.このハードウェア向け数字認識アルゴリズムの性能をシミュレーションにより検証した結果,市街地23シーン,高速道路31シーンにおいて数字認識に成功し,認識率100%を達成した.

23-17 (時間: 14:13 - 14:26)
題名誤差拡散法と減色処理を用いたディジタル画像の限定色表示
著者上田 千晶, *佐藤 唯菜 (山口大学), 徳永 憲洋 (水産大学校), 末竹 規哲, 内野 英治 (山口大学)
Pagepp. 47 - 48
Keyword限定色表示
Abstract電子ペーパーでは,表示する色数が多いと負担がかかりバッテリーの駆動時間が短くなる問題がある。そこで,少ない色数で綺麗に表示することができる限定色表示の技術が研究されている。従来手法である擬似選択色表示法ではディザ法とPA法を用いて限定色表示を行っているが,ディザ特有の模様が発生してしまう問題がある。本報告ではディザの模様が発生せず,適切な色選択ができる手法を提案する。

23-18 (時間: 14:26 - 14:39)
題名DPマッチングを用いたオンライン手書き情報の高速検索法
著者*渡辺 恵太, 尾関 孝史 (福山大学工学部)
Pagep. 49
Keyword高速検索, オンライン手書き, DPマッチング
AbstractDPマッチングを用いて手書き情報を高速に検索するシステムを提案する.検索の高速化のために,DPマッチングを行う前にチェーンコードのヒストグラムを作成し,比較対象を削除している.提案手法で比較実験を行ったところ,手書き情報のマッチングは成功し,検索速度の向上も見られた.

23-19 (時間: 14:39 - 14:52)
題名画像処理を用いた運転環境認識
著者*山本 雄輝, 芹川 裕次, 浅野 敏郎 (広島工業大学)
Pagep. 50
Keywordオプティカルフロー, 危険度マップ, 環境認識, ITS
Abstract近年の多発する車による衝突事故を低減するためには、画像処理を用いて、周囲の運転環境を認識する運転支援システムが必要と考えられる。そのため、周囲環境に潜む危険度を自動的に検出するシステムを提案する。このシステムは、車に取り付けたカメラで周囲環境のオプティカルフローを求め、そのフローベクトルから、自車に向かってくるフロー成分を計算し、危険度とする。さらに、障害物との距離を計算し、自車の周りの危険度をマップ表示する。上記の実験結果と問題点を報告する。

23-20 (時間: 14:52 - 15:05)
題名Kinectによる人物位置検出機構を用いたチラシ配布ロボットの開発
著者*土居 大輝 (松江工業高等専門学校/電子情報システム工学専攻), 幸田 憲明 (松江工業高等専門学校/電子制御工学科)
Pagepp. 51 - 52
KeywordKinect, チラシ配布ロボット, PI制御
Abstract省力化が進められている状況からチラシを自動的に配布するロボットが開発されているものの正面に立った人物に渡す動作をしているものが殆どである.このチラシ配布ロボットに人間のようにチラシを掴み取る機能と,チラシを配布する人物を検出し相手の方向を見るというコミュニケーション機能を取り入れれば,広告への興味の増幅と配布量の増加が見込めるのではないかと推測される.そこで本研究では,ロボットにハンドを取り付け任意の位置にチラシのブロックが配置された場合でもチラシを掴み取ることができるシステムを構築した。また人物位置検出機構はKinectを用いて最寄りの人を検出し、検出した人物までの距離データから角度を算出し送信するシステムを構築した。