(セッション表へ)

平成25年度 (第64回) 電気・情報関連学会中国支部連合大会

部門: セッション 0101  23. 画像処理-(1)
日時: 2013年10月19日(土) 9:00 - 10:05
部屋: 一般教育棟B棟 B11 (→地図)
座長: 伊藤 征嗣 (広島工業大学 環境学部 地球環境学科)

23-1 (時間: 9:00 - 9:13)
題名計算機ベースのインテグラルフォトグラフィの表示装置開発
著者*森岡 遼太, 早田 恭平 (島根大学 総合理工学部 総合理工学研究科), 矢野 澄男 (島根大学)
Pagep. 3
Keyword三次元, インテグラルフォトグラフィ, IP, 立体画像
Abstract三次元画像表示で用いられている方式の一つであるインテグラルフォトグラフィ(IP)方式を用いて立体画像の生成を行った。本研究では、レンズ版を用いることで光量の減少を生じない取組を行い、計算機ベースのインテグラルフォトグラフィ(IP)方式による三次元画像の生成、評価の方法を記述した。 計算機CGによる画像の作成、撮影を行う。撮影した画像を合成し、三次元画像を表示するための画像を生成した。生成した画像をTFT-LCDモニターに表示し、モニター上にレンズ版を配置することで立体画像の観視を試みた。また表示した二物体の奥行距離を用いた一対比較法によって、評価を試みた。

23-2 (時間: 9:13 - 9:26)
題名1次元インテグラルフォトグラフィへの静止画入力方法の開発
著者*早田 恭平, 森岡 遼太 (島根大学 総合理工学部 総合理工学研究科), 矢野 澄男 (島根大学)
Pagep. 4
KeywordLight Field Reproduction, Integral photography, 光線像再生
Abstract静止画を3次元表示するため光線像再生であるLight Field Reproductionに基づくIntegral photography方式を用いて実験を行った。今回、一定の解像度の確保のため水平方向の視点のみを考慮した。入力画像はカメラを被写体と水平に配置し、後方に設けた注視点にむけてカメラを傾けて10枚撮像した。この内、2,4,7,9視点は補間で生成した。入力画像をIP画像として表示するための変換を行い、この変換した画像をTFT-LCDモニターに表示し、レンズアレイを通して観視した。また、2,4,7,9視点の元画像とのS/N比を計算し、補間画像の雑音レベルを調べた。

23-3 (時間: 9:26 - 9:39)
題名圧縮センシングによる逆ハーフトーン処理の改良
著者*渡邉 大暉, 相田 敏明 (岡山大学大学院自然科学研究科)
Pagep. 5
Keywordハーフトーン, ディザ法, 逆問題, ベイズ推定, 圧縮センシング
Abstractハーフトーン処理とは印刷技術の一種であり,多階調画像を2値濃淡画像へ変換するものである.その逆過程である逆ハーフトーン処理は,典型的な不良設定問題であるが,事前知識としてQイジングモデルを導入した統計力学的性能解析が,雑賀等により詳細に行われている. 本講演では,圧縮センシングによる,逆ハーフトーン処理へのもう一つのアプローチを提案する.これは,被推測情報の疎表現により,不良設定問題の性能向上を図ろうとするものであり,その定式化と数値実験結果について報告する.

23-4 (時間: 9:39 - 9:52)
題名多段階露出画像の統合による広ダイナミックレンジ画像自動生成の改良
著者*福井 勇仁 (徳山工業高等専門学校 情報電子工学専攻), 杉村 敦彦 (徳山工業高等専門学校 情報電子工学科)
Pagepp. 6 - 7
Keyword画像処理, 広ダイナミックレンジ画像, 多段階露出画像, 擬似エッジ, 有効露光域
Abstract3枚の多段階露出画像を統合する事により,広ダイナミックレンジ画像を生成する手法が提案されている.しかし,画像によって有効露光域の決定に用いる得点関数が異なる問題があった.そこで新たな条件を追加する事により1つの得点関数から,すべての画像に対し広ダイナミックレンジ画像が生成出来る可能性を見出すことに成功した. しかし,数多くの画像で検証した結果,新たな条件を追加した場合でも有効露光域が定まらない画像が存在した.これに対して,さらに判定条件に付け加えることで解決した.今後は,本手法の有効性をさらに検証するとともに,人間による評価も行う予定である.

23-5 (時間: 9:52 - 10:05)
題名因子分解法を使ったテレセントリックレンズカメラの標定
著者*片桐 重和, 服部 進 (福山大学)
Pagepp. 8 - 9
Keyword因子分解法, テレセントリックレンズカメラ, 標定
Abstract通常のカメラの標定では多数の写真の標定要素と対象空間点座標の近似値を求める方法にコードを付けたターゲットを置くなどの工夫が必要だった。これに対してテレセンカメラでは正射投影が成り立つので因子分解法(factorization method) が使える。これは線型解法であって近似値がいらない。この報告は因子分解法を使ってテレセンカメラの標定を行った実験について報告する。