(セッション表へ)

平成26年度 (第65回) 電気・情報関連学会中国支部連合大会

部門: セッション 1101  15. 医療電子・生体工学-(1)
日時: 2014年10月25日(土) 9:00 - 9:52
部屋: 1号館 01210 (→地図)
座長: 有本 和民 (岡山県立大学)

15-1 (時間: 9:00 - 9:13)
題名PSBを用いた頸髄損傷者の上肢動作の計測
著者*六名 泰彦, 難波 邦治, 谷本 義雄, 山本 秀樹 (吉備高原医療リハビリテーションセンター)
ページp. 301
キーワード頸髄損傷, 食事動作, 上肢動作, PSB
アブストラクト第5頸髄レベルの頸髄損傷者の中には、自力で手を机上から口元へ動かす食事動作(1)が困難な場合、腕保持装具PSB(ポータブル スプリング バランサー)(2)を用いることでその動作が可能になることがある。今回我々は、頸髄損傷者のPSBを用いた食事動作時における上肢動作の状況を把握することを目的に、肩、肘、手の甲にマーカーを貼り付け、それぞれの3次元位置座標を計測したので報告する。

15-2 (時間: 9:13 - 9:26)
題名脊髄損傷者の車いす活動量の計測
著者*難波 邦治, 谷本 義雄, 六名 泰彦, 山本 秀樹, 古澤 一成 (吉備高原医療リハビリテーションセンター)
ページp. 302
キーワード脊髄損傷者, 車いす, 漕ぎ数, 活動量
アブストラクト脊髄損傷者は、健康維持のために日々の活動量を捉えることが重要であり、車いす使用時の活動量を簡便に捉えることができる機器が望まれている。そこで我々は、車いすの移動距離や漕いだ数とその強さを捉えることが可能な、車いす操作状況計測装置を開発し報告している。今回は、開発した車いす操作状況計測装置を用いて、脊髄損傷者17名において、入院生活中の24時間連続の車いすによる活動量を計測した。さらに、計測した車いすの漕ぎ数と移動距離について検討したので報告する。

15-3 (時間: 9:26 - 9:39)
題名SVMを用いたがん細胞認識システムの開発
著者*重本 昌也 (大島商船高等専門学校 電子・情報システム工学専攻), 北風 裕教 (大島商船高等専門学校 情報工学科), 松野 浩嗣 (山口大学大学院理工学研究科)
ページpp. 303 - 304
キーワードSVM, 認識システム, がん細胞, LSC
アブストラクト我々の研究グループでは,LSCを用いてがん細胞のタンパク質情報の特徴抽出を行い,バックプロパゲーション法等を用いてがん細胞の分類を試みてきた.しかし,これらの手法では,対象とするがん細胞の種類を増やす度に,全体のデータで再学習を行う必要があった.そこで本研究では,追加学習を極力抑えるために,SVMを用いて分類する認識システムを提案した.本システムでは,1種類のがん細胞につき1つのSVMを用意し,データベース上に保存する.未知のデータは,各SVMに入力され,各SVMから出力結果が得られる.本システムを用いて未知のデータを想定した認識実験を行った.その結果,未知のデータと同じがん細胞を認識することが確認できた.

15-4 (時間: 9:39 - 9:52)
題名非接触歩行信号検出技術による歩行動作の解析
著者宮川 翔太郎, *栗田 耕一 (近畿大学工学部)
ページp. 305
キーワード歩行計測, 静電誘導, 非接触計測
アブストラクト人体に直接電極接触させることなく歩行運動に伴い変動する人体電位の変化を検出するため静電誘導現象に着目した。この現象は,人体近傍に設置した電極に人体電位の変動に伴い過渡的な静電誘導電流が誘起されるものである。筆者らは人体電位の変動に伴い誘起される静電誘導電流を検出するワイヤレスポータブルセンサを開発した。このセンサを用いることにより,歩行に伴う人体電位の変化を電極に誘起される誘導電流を検出することで,歩行運動の検出が可能となった。