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平成26年度 (第65回) 電気・情報関連学会中国支部連合大会

部門: セッション 1004  9. 弾性振動・音響・オーディオ
日時: 2014年10月25日(土) 15:30 - 16:35
部屋: 1号館 01209 (→地図)
座長: 岸田 悟 (鳥取大学大学院工学研究科)

9-1 (時間: 15:30 - 15:43)
題名超音波霧化によるエタノール水溶液の濃縮
著者*栗延 俊太郎 (福山大学工学部)
ページp. 294
キーワード超音波霧化, エタノール, 濃縮, 超音波パワー
アブストラクト超音波霧化を用いてエタノール水溶液からエタノールを分離し、濃縮されたエタノール水溶液を得る方法が最近報告されている。この方法は、従来の蒸留法に比較して少ないエネルギーで濃縮が可能である。本研究では超音波霧化を用いたエタノールの濃縮について、エタノール水溶液の温度、濃度、送風量などを変えて実験を行い、濃縮に適した温度などの条件を明らかにした。また、実験装置内の超音波パワーに対応する超音波による温度変化を、液噴流部付近において測定した。

9-2 (時間: 15:43 - 15:56)
題名連結した音響管を用いた音響メタマテリアルの基礎検討
著者*花村 和紀, 平松 真也 (岡山県立大学大学院情報系工学研究科システム工学専攻), 坂口 浩一郎, 福嶋 丈浩, 徳田 安紀 (岡山県立大学情報工学部情報通信工学科)
ページp. 295
キーワードメタマテリアル, 音響
アブストラクトメタマテリアルとは波長以下の周期構造を適切に設計することで特異な特性を示す人工媒質である.本研究では音響管をコの字型に連結したものを導波路に周期配置した音響メタマテリアル構造について基礎検討を行った.有限要素法を用いたシミュレーションにより音波伝搬解析を行った結果,透過スペクトルには複数の遮断域が生じた.これらの構造依存性を解析することで,遮断域は音響管の長さに対応した閉管共鳴,連結した際の全体の長さに対応した開管共鳴,および系の周期性の要因により生じることを確かめた.

9-3 (時間: 15:56 - 16:09)
題名圧電-誘電体周期構造を用いた音響ダイオードの設計
著者*岩崎 裕平, 石川 篤, 鶴田 健二 (岡山大学大学院自然科学研究科)
ページp. 296
キーワード音響ダイオード, Lamb波, 周期構造
アブストラクト音波の流れを制御できる音響ダイオードは,一方向から来た音は透過するが,他方から来た音は遮断して通さないという機能を有する.この音響ダイオードに関して多くの研究がされているが,本論文では,Zouらによる,エポキシ中に周期的に配置された圧電セラミックスからなる1次元圧電複合板での音響整流制御の構造に基づき,類似の構造で音響バンドを設計し,より広い周波数帯域での整流性発現を目指す.

9-4 (時間: 16:09 - 16:22)
題名マスキング用雑音の到来方向がスピーチプライバシーとうるささに及ぼす影響
著者*河村 達也, 佐伯 徹郎, 為末 隆弘 (山口大学), 加藤 裕一 (島根大学)
ページpp. 297 - 298
キーワードスピーチプライバシー, 到来方向, マスキング, 音響心理実験, うるささ

9-5 (時間: 16:22 - 16:35)
題名円形導波路内での超音波無線電力伝送における伝送特性と音圧分布
著者*田所 正昭, 坪内 和也, 藤森 和博, 石川 篤, 鶴田 健二, 深野 秀樹 (岡山大学大学院)
ページp. 299
キーワード超音波, 無線電力伝送, 音圧分布
アブストラクトこれまで著者らは,高変換効率のトランスデューサ開発,男性は無線電力伝送システムを評価し,60%以上のエネルギー伝送効率を達成してきた.無線電力伝送の応用を鑑みれば,導波路内における伝搬特性の把握と制御は極めて重要な課題である.そこで今回は,波長に対してオーバーサイズの円形導波路内における弾性波伝搬について主として実験的に検討したので報告する.