(セッション表へ)

平成26年度 (第65回) 電気・情報関連学会中国支部連合大会

部門: セッション 0603  26. 情報処理-(5)
日時: 2014年10月25日(土) 14:00 - 15:05
部屋: 1号館 01202 (→地図)
座長: 福士 将 (山口大学理工学研究科)

26-21 (時間: 14:00 - 14:13)
題名学習データの近傍の生起確率に正規分布の近似を利用した時系列データの分類学習
著者*三原 隆義 (岡山理科大学大学院総合情報研究科情報科学専攻), 椎名 広光 (岡山理科大学総合情報学部情報科学科)
ページpp. 179 - 180
キーワード機械学習, SVM, 正規分布, 時系列データ
アブストラクト機械学習による分類にはSVMのようにカーネル関数によりデータの分布を仮定するものと,k-NN法のようなデータの分布を仮定しないものがある.特徴空間上でのデータは,同じクラスのデータの方が近くに生起しやすく,観測データから離れたデータの影響はほぼ無視できることから,本研究では近辺のデータの影響に正規分布の確率密度関数を想定する機械学習法を提案する.また,時系列データへの適用についても述べる.

26-22 (時間: 14:13 - 14:26)
題名Kinectを用いたギター演奏姿勢の検出
著者*藤川 亮 (近畿大学大学院), 越智 洋司 (近畿大学), 三好 康夫, 森 雄一郎, 岡本 竜 (高知大学)
ページp. 181
キーワードギター演奏, 身体スキル, 姿勢検出
アブストラクト近年、学習者の身体スキルの獲得を支援するアプローチ として、モーションセンサー活用した教育支援システムの 研究が注目を浴びている。本研究では、ギター演奏を支援 対象とし、Microsoft Kinect Sensor(以下、Kinect)を利用して、 演奏者の動きを認識し、上達を支援することを最終目標と する。本稿では、ギター領域ならびに演奏者姿勢検出について報告する。

26-23 (時間: 14:26 - 14:39)
題名移動ストローク判定による空中手書きかな文字分割手法
著者*重本 賢太朗, 鈴木 慶, 清水 忠昭 (鳥取大学大学院工学研究科情報エレクトロニクス専攻)
ページpp. 182 - 183
キーワード空中手書き文字, AHC, LeapMotion
アブストラクト近年, ナチュラル・ユーザ・インタフェイスが注目されている. 空中手書き文字(AHC)入力システムもその一つである. AHC入力システムは, 指で空中に文字を描くことによって文字入力を行うシステムである. 従来研究には加速度センサを用いて, 文字筆記動作の加速度方向を検出し文字認識する方法(1), 手に電球を持ち, webカメラに向かって文字を描く方法(2)などがある. これらの研究では, 確実に文字の切り離しができる反面, ユーザがコンピュータに対して,「手を引く」,「デバイスのボタンを押す」などの動作をして一文字の描き終わりを指示する必要がある. USBカメラを用いて右横方向に連続で描いた複数の文字を切り離す研究(3)では, デバイスを手に持つことなく自動で文字を切り離すことに成功したが, 右横方向に文字を描くという条件があり, 画面幅分の文字しか描けない問題がある. 本研究では, 自動で文字を切り離すことに注目した従来研究(3)に焦点を当て, 問題点の解決とともに, より自然な動作でのAHC入力システムの構築を目指す.

26-24 (時間: 14:39 - 14:52)
題名多機能コンセントシステムにおける赤外線送受信装置を用いた家電制御法の構築
著者*岡本 拓也, 笹間 俊彦, 川村 尚生, 菅原 一孔 (鳥取大学大学院工学研究科情報エレクトロニクス専攻)
ページpp. 184 - 185
キーワードリモコン, 家電操作, MANET, 省エネルギー
アブストラクト近年,地球温暖化が問題になっており,省エネルギーが大きな課題となっている.そこで,我々の研究室では多機能コンセントシステムを開発している.本システムは,搭載した複数のセンサやリレー回路を利用することで,部屋環境の確認や家電の電源制御が可能となるものである.しかし,現在のシステムでは,電源供給のON/OFFといった単純な操作しか出来ず,エアコンの温度調節と言った細かな家電制御が行えないため,省エネルギーを行うためには不足している.そこで,近年の家電には赤外線受信部が付与されていることに注目し,赤外線LEDによる家電操作を行うシステムを提案・実装した.

26-25 (時間: 14:52 - 15:05)
題名バスネットの利用ログ解析システム
著者*Yiping Yang, Toshihiko Sasama, Takao Kawamura, Kazunori Sugahara (鳥取大学大学院工学研究科)
ページpp. 186 - 187
キーワードバスネット, ログデータ, 解析, 視覚化
アブストラクト近年公共交通機関の利用者が減少しつついている.我々は路線バスの利用促進を目的として公共交通乗り換え案内システム「バスネット」を開発しており,現在,鳥取県の路線バスを対象に運用している.バスネットの利用者の操作とバスの運行状況をログデータとして記録する.ログデータを二次解析で処理される.一次解析では得られたログデータを分析して,シンプルな形式でデータベースに格納する.ころ解析結果を二次解析処理では利用者にとってより分かりやすい形で視覚化するなどの処理を行う.ここで,開発者とバス事業者の双方にとって,サービスの改善とシステムの改良に役に立つ情報の提供を目指す.