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平成26年度 (第65回) 電気・情報関連学会中国支部連合大会

部門: セッション 0501  26. 情報処理-(1)
日時: 2014年10月25日(土) 9:00 - 10:05
部屋: 1号館 01201 (→地図)
座長: 川端 英之 (広島市立大学)

26-1 (時間: 9:00 - 9:13)
題名近距離無線センサネットワーク構築支援ツールの試作
著者*香川 達也, 濱崎 利彦 (広島工業大学 大学院工学系研究科)
ページp. 129
キーワード近距離無線, センサネットワーク, CAD, アドホック, 伝搬
アブストラクトインフラ管理や電力需給制御等での活用を目的に,センサネットワーク関連技術の研究が活発化している。このような技術が社会に普及し一般化すると個人ユーザーが自分で構築・運用を行うセンサネットワークへの需要が拡大する事が予想される。しかし,センサネットワークの構築・運用を行うには端末の位置決定や設定,運用中の構成管理等でユーザーにセンサネットワークの知識が要求される。そこで,センサネットワーク利用の際に簡便に利用できる位置決定・管理補助ツールの実現を目的とし,本稿ではエミュレータを用い試作を行った。

26-2 (時間: 9:13 - 9:26)
題名乗換案内サービス利用後の交通行動の調査
著者*吉田 真人, 川村 尚生, 菅原 一孔 (鳥取大学大学院工学研究科情報エレクトロニクス専攻)
ページpp. 130 - 131
キーワード乗換案内システム, GPS, 位置情報, 加速度センサ
アブストラクト我々は鳥取県内の公共交通機関利用時の利便性を高め,利用を促進させるために公共交通機関利用援助システム「バスネット」を開発している.バスネットでは経路探索が年間で 20 万件行われている.しかし,その 20 万件のうちどのぐらいの人数が実際に路線バスを利用しているのか把握できていない.バスネットを用いて路線バスの経路を調べていることは分かっているが,どの程度のバスネット利用者が路線バスに乗っているかを知る必要がある.そこで,乗換案内サービス利用後の交通行動の把握を目指す.

26-3 (時間: 9:26 - 9:39)
題名避難行動分析にもとづく迷い地点の抽出
著者*高橋 翔太, 渡辺 恵太, 中道 上 (福山大学)
ページpp. 132 - 133
キーワード可視化, 防災, 避難場所, GPS
アブストラクト多くの大学が広域避難場所として設定されている.しかし,大学構内のどの建物に避難をするか明確に決まっていない場合があるため災害発生時に安全かつ迅速な避難行動を行うことが出来ない可能性がある.本研究では災害時の避難行動に着目して,HASCを利用し避難者の行動データの計測とGoogle mapを利用し行動データの可視化を行った.本研究では計測した行動データの移動速度に着目し,検証結果から被験者の迷いが生じやすい地点の抽出を行った.本研究の結果を用いることによって大学構内の適切な場所に案内板を設置することなどにより安全かつ迅速な避難を可能にする環境を整備することが可能であると考えられる.

26-4 (時間: 9:39 - 9:52)
題名非接触操作におけるフィードバック反応位置の検証
著者*大森 和洋, 渡辺 恵太, 中道 上 (福山大学)
ページpp. 134 - 135
キーワード触覚, 聴覚, 視覚, 感覚, 刺激
アブストラクト本実験は『視覚』『聴覚』『触覚』の3パターンとそれぞれを組み合わせた4パターンの計7パターンのフィードバックに対する反応位置の違いについて検証するために実験を行い,反応位置が浅い順に順位をつけた.今回の実験環境では『視覚』『聴覚』『触覚』の3パターンの内『視覚』の反応位置が最も浅く1位,続いて『聴覚』が2位,『触覚』が3位と言う結果になったが,今回の実験では限定的な要素が多く含まれており,フィードバックの強弱の変更,提示方法の変更を行っておらず,これらを変更することで異なった結果が得られる可能性がある.今後はフィードバックの強弱の変更,提示方法の変更などを行い,さまざまな状況で検証を行う.

26-5 (時間: 9:52 - 10:05)
題名パノラマ仮想空間PasQにおけるRANSACを用いた方位推定手法の評価
著者*松場 亮太郎, 國島 丈生, 岩橋 直人 (岡山県立大学)
ページpp. 136 - 137
キーワード仮想空間, RANSAC
アブストラクト我々は,パノラマ画像を用いて仮想空間を実現するWebアプリケーションシステムPasQを提案し,その実装を行っている.PasQでは,違和感のないウォークスルーを実現するために個々のパノラマ画像に対して,それを配置する位置と方位を与える必要があり,空間構築の効率を下げる要因の一つになっていた.本発表では,先に我々が提案したRANSACに基づく方位推定精度改善手法の評価について報告する.その結果,93%の方位推定において,人間が違和を感じることのない結果を確認できた.