| 題名 | 蓄電池併設によるPV発電機会損失の低減 |
| 著者 | *米倉 朋宏 (岡山大学大学院自然科学研究科電子情報システム工学専攻), �盒� 明子, 今井 純, 舩曳 繁之 (岡山大学大学院自然科学研究科産業創成工学専攻) |
| ページ | pp. 94 - 95 |
| キーワード | 低圧配電系統, 電圧制御, 太陽光発電機会損失, 電圧感度, 蓄電池 |
| アブストラクト | PVシステムの普及により，系統での電圧逸脱が懸念されている．この対策として，パワーコンディショナによる有効電力制御(P制御)と無効電力制御(Q制御)を組み合わせたP+Q制御が実施されているが，発電機会損失が生じることが問題となっている．本論文では，発電機会損失の低減を目的とした電力制御を提案した．提案法では，PVシステムに蓄電池を並設し，発電電力の一部を蓄電池へ充電することで系統電圧の上昇を抑えつつ発電機会損失の低減を行った．また，系統内の電圧感度を比較することで蓄電池を設置する需要家を決定した．シミュレーションの結果より，P+Q制御に対して提案法では発電機会損失を57.7%低減し，提案法の有用性を確認した． |
| 題名 | 気象データを用いた太陽光発電の発電量予測の検討（１） |
| 著者 | *玖村 大紀, 永田 武 (広島工業大学) |
| ページ | p. 96 |
| キーワード | PV, 気象データ, 発電量, 移動予測 |
| アブストラクト | 近年，エネルギー不足はより深刻なものとなっており，温室効果ガスが排出しない太陽光発電を電力システムに大量に導入する計画が実施されている。しかし，太陽光発電は天気の影響を受けやすく1日の発電量に大きく差が出てしまうため，電力システムに悪影響を与える恐れがある。したがって，電力系統の安定的な需給制御を行うためには太陽光発電の発電量の予測を実施することが重要である。本稿では，従来の気象データに加えて雨雲画像の移動予測を用いた太陽光発電量の予測方法を提案する。 |
| 題名 | n-Dimensional Cauchy分布を用いたASD-FSAによる最適化 |
| 著者 | *片山 靖也, �盒� 明子, 今井 純, 舩曳 繁之 (岡山大学大学院自然科学研究科電子情報システム工学専攻) |
| ページ | pp. 97 - 98 |
| キーワード | Simulated Annealing, FSA, Benchmark, Energy Power Leveling System, Optimization |
| アブストラクト | 計算困難な組合せ最適化問題を効率的に解くためにメタヒューリスティクスが注目をされている．その一種である焼きなまし法(Simulated Annealing ; SA)は，局所解に捕われにくいという魅力のある特徴を持つが，欠点として解の精度が悪いとされている． SAの探索性能を向上させるために，FSA(Fast Simulated Annealing)が提案されており，我々はそれを改良したASD-FSA (Adjust Search Domain-Fast Simulated Annealing)を提案している．また，Dimensional Cauchy分布を用いたFSAが最適化性能を上げ，その有効性が単峰性関数のベンチマークテストで確認した報告がある．そこで，本論文ではn-Dimensional Cauchy分布を用いたASD-FSAを作成し，多峰性関数のベンチマークテストと実問題である超電導エネルギー貯蔵装置を用いた電力平滑化問題に適用してその有効性を確認する． |
| 題名 | 反射翼付帯による民生用太陽光パネルの実用効率向上 |
| 著者 | *日野 翔, 吉田 博行, 森田 廣 (山口東京理科大学) |
| ページ | p. 99 |
| キーワード | 太陽光パネル, 反射翼, 発電効率向上 |
| アブストラクト | 季節や時間により高度が変化する太陽光に対して、パネルの効率を最大化するための方策がいろいろ試みられている。中でも周囲からの光反射がパネル全体に及ぼす影響について実際に起こりうる発電効率の変化を研究し検討した。太陽が出ている日中のうちに天候や温度等でどれほど発電量に影響がでているか測定を行い、民生用太陽光パネルの実用効率を落としている原因をつきつめ、改善案を挙げることが目的である。この研究の改善策として湾曲した反射翼を用いて日射量を増やし発電効率を上げる実験も行う。 |
| 題名 | ダリウス型水車を有する潮流発電システムの発電特性 |
| 著者 | *水野 智実 (大島商船高等専門学校/電子・情報システム工学専攻), 藤井 雅之, 清水 聖治, 木村 安宏 (大島商船高等専門学校) |
| ページ | p. 100 |
| キーワード | 潮流発電 |
| アブストラクト | 近年，原子力発電所の事故などから，再生可能エネルギーを使用した発電方法の開発が重要となっている．その中でも，潮流発電と呼ばれる「瀬戸」や「海峡」で行う発電方法に我々は着目した．本校の近くには「大畠瀬戸」があり，そこは潮流の速い場所として知られているからである．大畠瀬戸で実用化できるよう発電システムを改善することを研究の目的としている．本研究では，ダリウス型水車を有する潮流発電システム作成した．水車はアクリル板を積層して作成したNACA0018の羽根を二枚，もしくは三枚有している．今回は水車部分の条件を変えたものを試作し，自己起動性や発電特性について比較・検討した． |