| 題名 | クリギング法を用いた日射量分布推定におけるバリオグラム関数のパラメータの検討 |
| 著者 | *木下 達也 (岡山大学大学院自然科学研究科電子情報システム工学専攻電気エネルギー・システム制御工学研究室), �盒� 明子, 今井 純, 舩曳 繁之 (岡山大学大学院自然科学研究科産業創成工学専攻電気電子機能開発学講座) |
| ページ | pp. 84 - 85 |
| キーワード | 太陽光発電システム, クリギング法, 日射量, バリオグラム関数 |
| アブストラクト | PVシステムは出力が不安定であり，電力系統を安定して運用するにはPV出力の変動および，それに起因する系統電圧の変動を推定し，系統電圧を適正範囲内に維持するために機器の設置と制御法を検討する必要がある．PV出力の推定には日射量の観測が必要となるが，すべてのPVシステムに日射計を設置するには多くの手間とコストが必要となる．本文では，複数地点で観測された日射量データを用いて，クリギング法による日射量の2次元分布を推定する．観測データの空間的相互関係はバリオグラム関数により与えられ，そのパラメータの決定が推定結果に大きく影響する．そこで，岡山県内およびその周辺の26地点で観測された日射量データを使用して日射量分布推定を行い，最適なパラメータを検討する． |
| 題名 | 中国地域における広域多地点日射強度データを用いたならし効果喪失に関する一考察 |
| 著者 | *河本 和紀, 造賀 芳文, 渡井 慧, 佐々木 豊, 餘利野 直人 (広島大学大学院 工学研究科) |
| ページ | pp. 86 - 87 |
| キーワード | 太陽光発電, ならし効果, 日射強度 |
| アブストラクト | 近年，エネルギー資源問題や環境保全の観点から，太陽光発電の導入が国を挙げて推進されている。しかしながら，太陽光発電は天候によって出力が変動するため，系統に大量に導入された場合，電力の需給不均衡を引き起こし，周波数変動の増大などの影響を与えることが懸念されている。太陽光発電が広域的に大量に導入された場合，出力変動が抑制されるならし効果が期待されているが，このならし効果が得られない状況が偶発的に発生した場合に系統に与える影響はあまり検討されていない。そこで，本論文では，ならし効果が得られていないことを判定する手法を提案し，その判定手法を用いて考察することで，系統への影響評価の足掛かりとする。 |
| 題名 | ABCの電力平滑化システム最適化への適用 |
| 著者 | *金森 修人, �盒� 明子, 今井 純, 舩曳 繁之 (岡山大学) |
| ページ | pp. 88 - 89 |
| キーワード | Artificial Bee Colony Algorithm, Particle Swarm Optimization, Genetic Algorithm, SMES, 最適化 |
| アブストラクト | 近年，複雑な組み合わせ問題や数値最適化問題を効率的に解く手法としてメタ・ヒューリスティクスが注目を浴びている。メタ・ヒューリスティクスとは，特定の計算問題に限定されない汎用的なアルゴリズムであり，粒子群最適化(PSO：Particle Swarm Optimization)や遺伝的アルゴリズム(GA：Genetic Algorithm)，人工蜂コロニー(ABC：Artificial Bee Colony)が挙げられる。 本研究ではPSOとGA，ABCの最適化性能を，複数のベンチマークテストを利用して比較する。また，工学設計問題である超電導エネルギー貯蔵装置(SMES)を用いた製鉄所の電力平滑化問題に対して，PSOやGAを用いて計算した研究報告はあるが，ABCを適用した例はない。そこで，電力平滑化問題に対してABCを適用し，他手法と比較・検討を行う。 |
| 題名 | PV導入時の高圧配電系統における力率を考慮した協調有効・無効電力制御 |
| 著者 | *福永 和也 (岡山大学 大学院 自然科学研究科 電子情報システム工学専攻), �盒� 明子, 今井 純, 舩曳 繁之 (岡山大学 大学院 自然科学研究科 産業創成工学専攻) |
| ページ | pp. 90 - 91 |
| キーワード | 太陽光発電, 力率, 協調制御, 高圧配電系統, 電力損失 |
| アブストラクト | 近年，地球温暖化等により再生可能エネルギーである太陽光発電(PV：Photovoltaic)システム等の分散型電源の導入量が年々増加している。PVシステムはパワーコンディショナ(PCS：Power Conditioner System)を介して配電系統と連系され，有効電力制御もしくは有効・無効電力制御が行われている。 電力系統を安定に運用するために様々な規定が定められている。著者らはこれまでにPCSによる協調有効・無効電力制御法を検討したが，力率に関しては考慮していなかった。 本研究では，高圧配電系統におけるPCSを用いた有効・無効電力制御時の力率を考慮した制御法について検討する。そしてPCSが自律有効・無効電力制御と，協調有効・無効電力制御時の配電線での電力損失を比較・評価する。 |
| 題名 | 太陽光発電電力の気象変動成分の周期に関する検討 |
| 著者 | *山形 彰宏 (岡山大学大学院自然科学研究科 電子情報システム工学専攻), �盒� 明子, 今井 純, 舩曳 繁之 (岡山大学大学院自然科学研究科 産業創成工学専攻) |
| ページ | pp. 92 - 93 |
| キーワード | 太陽光発電, カオス, 周期回帰モデル |
| アブストラクト | 近年，環境問題やエネルギー資源の問題から分散型電源として太陽光発電(PV)システムの普及が拡大している．しかし，PV電力は気象変動により急峻に変動するため，そのまま電力系統に連系して逆潮流を行うと電力品質に悪影響を及ぼす．そこで，PV電力の予測により安定した需給運用が提案されている．その予測手法の1つとしてPV電力のカオス性を利用したカオス短期間予測がある．しかし， PV電力はカオス成分以外にも周期成分を有している可能性が相関係数の変化から指摘されている．そこで本論文では，スペクトル解析と自己相関関数より，PV電力の時系列データの周期性を検証する．また，これらの検証結果から周期回帰モデルを作成することで，周期性を考慮した予測モデルを可能にする． |