| 題名 | 高温超電導線材を用いたダブルパンケーキ型コイルを積層した小型NMR装置用マグネットの開発に関する基礎研究 |
| 著者 | *斉藤 僚 (岡山大学工学部電気通信系学科), �盒� 将人 (岡山大学大学院自然科学研究科電子情報システム工学専攻), 金 錫範 (岡山大学工学部) |
| ページ | p. 77 |
| キーワード | 超電導, NMR |
| アブストラクト | NMR装置のコンパクト化，低コスト化を目的として高温（酸化物）超電導線材を用いたダブルパンケーキ型コイルを使用する新しい概念のNMR装置開発を目指した研究を行っている．通常のNMR装置で必要とされている磁場強度4.7 T，磁場均一度0.01 ppmを液体窒素温度(77.4 K)で達成するのは非常に困難である．そこで我々は，要求される磁場強度が1.5 T(64 MHz)と磁場の空間均一度が150 ppmであるNMR relaxometry装置の開発を目指した研究を行なっている．NMR relaxometry装置用マグネットの目標である1.5 Tの磁場強度を液体窒素温度で発生させるためには複数のダブルパンケーキ型コイルを積層構造にする必要があり，本研究では電磁場数値解析によってNMR relaxometry装置用マグネットの形状について検討した． |
| 題名 | 高温超電導バルク体を用いたスプリット構造の小型NMR装置用マグネットにおける磁場均一度向上に関する研究 |
| 著者 | *北条 勝也 (岡山大学工学部電気通信系学科), 宮澤 大輝, 石塚 大輝, 北村 秀憲 (岡山大学大学院自然科学研究科電子情報システム工学専攻), 金 錫範 (岡山大学工学部) |
| ページ | p. 78 |
| キーワード | NMR, 超電導 |
| アブストラクト | 我々はNMR装置のコンパクト化・低コスト化を目的として高温超電導バルク体を用いる新しい概念のNMR装置開発を目的とした研究を行っている．通常のNMR装置で必要とされている磁場強度4.7 T，磁場均一度0.01 ppmを液体窒素温度(77.4 K)で達成するのは非常に困難である．そこで，我々は要求される磁場強度が1.5 T (64 MHz)，磁場均一度が150 ppmであるNMR relaxometry装置の開発を目指した研究を行っている．本研究では，目標である磁場均一度150 ppmを得るためにスプリット構造にバルク体を配置することで磁場均一度の向上を図ったので，その解析結果について報告する． |
| 題名 | 増幅を含む磁場制御のための高温超電導バルク体の内径形状最適化に関する研究 |
| 著者 | *矢部 直弥 (岡山大学工学部電気通信系学科), 眞田 尚幸, 志摩 翔太, 中島 淳成, 安部 冬馬, 襟立 育也 (岡山大学大学院自然科学研究科電子情報システム工学専攻), 金 錫範 (岡山大学工学部) |
| ページ | p. 79 |
| キーワード | 磁場制御 |
| アブストラクト | 近年，DDS(Drug Delivery System)分野等では，印加磁場のON/OFFを含む正確な磁場制御技術が要求されている．そこで，我々はマイスナ―効果による完全反磁性と磁束ピンニング効果による磁場捕捉能力を同時に有している高温超電導（HTS; high temperature superconductor）バルク体に着目した磁場制御方法の開発を行っている．本研究では，高温超電導バルク体（以下，バルク体と記す）のマイスナ―効果を利用した磁場の増幅とON/OFF制御が可能な新しい磁場制御方法を提案し，磁場制御の性能向上を目的としたバルク体の形状依存性について電磁場解析による検討を行った． |