題名 | 需給制御マネージャにおけるPV発電量予測導入の一検討 |
著者 | *清木場 大, 沖原 潤, 金谷 浩平, 信長 翔太, 佐々木 豊, 造賀 芳文, 餘利野 直人 (広島大学大学院工学研究科) |
ページ | pp. 49 - 50 |
キーワード | 太陽光発電, 予測, 需給制御, 起動停止, ELD |
アブストラクト | エネルギー・資源問題の解決策として,再生可能エネルギー電源(Renewable Energy Sources; RES)への期待が高まっている。一方で,RES出力は,自然環境に大きく依存するため,RESが電力系統に大量導入された場合に無対策のままでは周波数・潮流・電圧などの電力品質および供給信頼度に悪影響を及ぼす可能性がある。このため,著者らは小規模系統を対象としてRESの出力変動が系統に与える影響を定量的に評価するために,RES予測,発電機の最適運用(UC・ELD・LFC)を組み込んだ需給制御マネージャを開発中である。本稿ではまずRES発電量予測部における翌日PV発電量予測手法を提案し,次に提案予測手法を需給制御マネージャに適用するための基礎検討を行う。 |
題名 | 複数台の発電機に対応した発電機起動停止計画 |
著者 | *沖原 潤, 清木場 大, 金谷 浩平, 信長 翔太, 佐々木 豊, 造賀 芳文, 餘利野 直人 (広島大学大学院工学研究科) |
ページ | pp. 51 - 52 |
キーワード | 再生可能エネルギー電源, 発電機起動停止計画, 二次計画法, 不確定性 |
アブストラクト | 本稿では,小規模系統モデルを対象として,太陽光発電,風力発電および蓄電池が導入された環境におけるディーゼル発電機群の起動停止計画に焦点を当て,事前に作成された電力需要予測および再生可能エネルギー電源(RES)発電量予測の情報を基に,各種の運転制約を満足させながら,発電機の期間毎の運転計画を策定する方法を提案する。なお,RES発電量予測に適用した予測手法については,実運用面で許容できる精度を持つが決して万全ではないため,予測外れを予め想定して計画に反映する必要がある。本稿では,RESの急峻な変動にも対応した,発電機3台,5台,10台における発電機起動停止計画策定結果を報告する。 |
題名 | 分散電源の無効電力融通を用いた配電系統電圧制御方式の検討1 |
著者 | *栗栖 慎也 (株式会社中電工/技術本部 技術センター), 百合野 拓 (広島工業大学), 歌谷 昌弘 (広島国際学院大学), 永田 武 (広島工業大学) |
ページ | pp. 53 - 54 |
キーワード | マルチエージェント, 分散電源, 電圧制御, 無効電力 |
アブストラクト | 本稿では,分散電源の無効電力融通を用いた配電系統電圧制御方式の検討を実施し,今後の分散電源の大量導入に対応するために集中型と分散型システムを融合したハイブリッド型のマルチエージェントシステムを提案した。配電用変電所に対応する「Substation Agent(SAG)」,配電線に対応する「Feeder Agent(FAG)」,および需要家母線に対応する「Bus Agent(BAG)」を実装した。簡単なモデル系統を用いた結果ではあるが,FAGとBAGの協調動作により厳しい需給バランスの変動に対抗できることが確認された。今後,実用規模のモデルシステムでの検証を行う予定である。 |
題名 | 市場入札を考慮した社会厚生の算出 |
著者 | *岡田 和樹, 餘利野 直人, 造賀 芳文, 佐々木 豊 (広島大学) |
ページ | pp. 55 - 56 |
キーワード | 電力市場, 無効電力, 社会厚生, FACTS機器, アンシラリーサービス |
アブストラクト | 電力自由化に伴う競争環境下における電力系統の信頼度維持の問題は、近年の世界各国における大規模停電と関連して様々に議論されている。電力系統の信頼度維持には、計画されている時間断面ごとの運用状態に対して、想定故障発生時における電圧安定性が求められ、併せて経済的な系統運用も要求される。本稿では、FACTS機器が最適設置され電圧安定性が考慮されている電力系統運用状態において、任意で需要側と供給側の初期入札量を設定し、系統運用上の制約を設け、最適潮流計算を実行することで、入札毎に電力供給量がどのように変化していくかを観測し、その時の系統全体の社会厚生を算出し評価する。 |
題名 | 臨界トラジェクトリーを用いた過渡安定度解析に関する検討 |
著者 | *新谷 和也, 餘利野 直人, E.Hristov Popov, 松原 好宏, 造賀 芳文, 佐々木 豊 (広島大学大学院工学研究科), 杉原 弘章 (中国電力) |
ページ | pp. 57 - 58 |
キーワード | 電力系統, 過渡安定度, 臨界故障除去時間, 臨界点 |