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平成24年度 (第63回) 電気・情報関連学会中国支部連合大会

部門: セッション 1703  26. 情報処理-(7)
日時: 2012年10月20日(土) 14:00 - 15:18
部屋: 教養棟2号館 702室 (→地図)
座長: 森 信彰 (山口県産業技術センター 企業支援部 電子応用グループ)

26-37 (時間: 14:00 - 14:13)
題名JTSを用いた沿線検索システムのGoogle App Engine上での実装
著者*三島 健太 (島根大学)
Pagepp. 442 - 443
KeywordGAE, JTS
Abstract近年コンピュータのネットワーク化が進んでいき、ユーザが管理していた情報をインターネット上に集めるクラウドと呼ばれる新しい利用形態が、多くの企業で提供されている。この技術を用いている例として、Google App Engineがあり、特徴としてはアプリ公開の簡単さ、スケールアウトの容易さが挙げられ、このような環境でシステムが動作するということは有益である。本研究では、研究室のサーバを用いて公開している先行研究である沿線検索システムを空間検索ライブラリのJTSを用いてGoogle App Engine上で実装を行った。

26-38 (時間: 14:13 - 14:26)
題名スマートフォンを用いた音楽生成システムの開発
著者*小谷 卓, 山岸 秀一, 松本 慎平 (広島工業大学)
Pagepp. 444 - 445
KeywordAndroid, スマートフォン, 音声認識, 音楽, ブレイクビーツ
AbstractAndroid OSを搭載したスマートフォンを用いた音楽生成システムを開発した。まず、音声データを入力しGoogleの音声認識技術を利用してテキストデータに変換する。次に、変換したテキストデータを単語ごとに分割して、あらかじめ組み込んでおいた複数のリズムパターンに当てはめる。そして、これらのリズムパターンをランダムに再生することで、ブレイクビーツ・ミュージックを制作・演奏することができる。

26-39 (時間: 14:26 - 14:39)
題名矛盾における制約充足の型
著者*高原 利生 ((なし))
Pagepp. 446 - 447
Keyword判断, 制約充足, 矛盾, 粒度
Abstract粒度は、扱うものの空間的時間的範囲と選択属性の抽象度である。 根源的網羅思考は、オブジェクトの網羅を行い続け粒度と内部構造を見直し続ける対象の相対化思考である。 その基礎である粒度特定と網羅は、相互規定の関係にある。粒度と網羅の制約を示し、それが、新しい判断、法則認識に、基本的重要性を持っていることを示した。 重要な(運動を含む)関係判断の一種に、矛盾という判断がある。必要な制約充足により、新しい矛盾概念が得られることを示し、概念上の生成から運用までの矛盾の全体構造を明らかにした。矛盾は全ての運動を表現する。 根源的網羅思考と、それに規定される全ての行動を表現する矛盾が、生き方を直接、全てかつ唯一規定する。

26-40 (時間: 14:39 - 14:52)
題名蛋白質立体構造検索のための類似度計算性能に関する考察
著者*三村 賢太, 北上 始, 森 康真, 高橋 誉文 (広島市立大学大学院 情報科学研究科)
Pagepp. 448 - 449
Keyword蛋白質, 類似構造, DDP, RMSD
Abstract本研究では,蛋白質立体構造間の類似度を計算する方法に着目する.類似度には,局所環境間の類似度と蛋白質間の類似度の2種類がある.以下では,前者を局所的類似度,後者を大域的類似度と呼ぶ.また,従来の類似度計算法としてDDP(Double Dynamic Programming) 法に着目しており,DDP法では,局所的類似度は低レベルDP,大域的類似度は高レベルDPと呼ばれている.本研究では,局所的類似度の計算法にRMSD (Root Mean Square Deviation)を用いたRMSD-DP法を導入し,RMSD-DP法と従来手法のDDP法の両者を実験的に評価し,考察する.

26-41 (時間: 14:52 - 15:05)
題名台風経路の階層的クラスタリングを用いた被害予測モデルの検討
著者*上東 宏輝, 北上 始, 黒木 進 (広島市立大学大学院情報科学研究科)
Pagepp. 450 - 451
Keyword階層的クラスタリング, pLSI, LSI, 経路補間, デジタル台風
Abstract本稿では,デジタル台風を用いた台風の被害予測のために,過去の台風の強さと速さと経路をまとめた「経路データベース」の他に,過去の台風による被害の規模をまとめた「被害データベース」の二種類のデータベースに着目している.従来の台風被害予測の方法では,被害データベースに限定して階層的クラスタリングを適用することにより,台風被害予測モデルが構築されていたが,台風被害予測の的中率が低いという問題がある.本稿では,階層的クラスタリングの手法を台風経路データベースに適用し,台風の被害予測の的中率が従来手法に比べてどの程度改善されるのかについて,評価実験を通して,検討が行われている.

26-42 (時間: 15:05 - 15:18)
題名万葉集和歌検索システムの改良に関する研究
著者*岡田 雄揮 (山口大学大学院教育学研究科), 中田 充, 葛 崎偉, 吉村 誠 (山口大学教育学部)
Pagepp. 452 - 453
Keyword万葉集, 和歌, データベース
Abstract本研究では,これまでに公開されている万葉集の和歌検索システムの問題点を明らかにし,それを解決した新たな検索システムを実現する.万葉集の原本は既に存在せず,手書きの写本によってのみ伝えられている.研究者が和歌を参照する場合には,一つの和歌について複数の写本を調べる必要があり大きな負担となっていた.これを解決するために,万葉集の和歌を検索するシステムが実現されているが,データの訂正が難しい,柔軟な検索条件を指定できない,利用に際してネットワーク環境が必要である,などの問題点がある.本論文では,これらを解決する「万葉集超検索」について,その設計方針,提供する機能,実現方法について述べる.