題名 | Development of a Random Regression Testing Tool with JUnit |
著者 | *Weiguang Zhang, Hiroyuki Okamura, Tadashi Dohi (Hiroshima University) |
Page | p. 410 |
Keyword | software test, random testing, regression testing |
Abstract | Software testing is to find bugs by checking whether programs perform to their specifications, and is one of the most important activities in software development to assure software quality. |
題名 | パラメトリックブートストラップ法によるソフトウェア若化スケジューリング |
著者 | *徳本 俊介, 土肥 正 (広島大学) |
Page | p. 411 |
Keyword | ブートストラップ, ソフトウェア若化 |
Abstract | 近年,ソフトウェアに起因するシステム障害は大きな社会的損失や人命に関わることがあるため,ソフトウェアには高い信頼性が要求される.ソフトウェアシステムの運用段階における経年劣化現象はその原因を特定することが難しく, ソフトウェア若化を通じて運用環境を適宜良好な状態に変更する必要が生じる.ソフトウェア若化時期を最適にスケジューリングすることで, ソフトウェアシステムの運用信頼性が向上することが知られている. 本稿では,最適若化スケジュールの推定誤差に着目し, 推定における不確実性を考慮した若化スケジューリングについて考察する.具体的には,最適ソフトウェア若化時期の推定量の確率分布をブートストラップ法により算出し,最適若化時期の推定量の高次モーメント並びに信頼区間を求める方法を提案する. |
題名 | 非ゼロ和2人Noisyタイプゲームにおけるナッシュ均衡戦略の存在について |
著者 | *齋藤 靖洋, 土肥 正 (広島大学) |
Page | p. 412 |
Keyword | 非ゼロ和2人ゲーム, Noisyタイプゲーム, ナッシュ均衡戦略 |
Abstract | 本稿では、Teraokaによって考察されたタイミングの非ゼロ和2人ゲームに関して議論する。2人のプレイヤーの射撃競技をモデル化してゲームの解(ナッシュ均衡戦略とゲームの値)を求めることを目的とする。本稿ではNoisyタイプの総期待利得関数に関して、両プレイヤーが同時に発砲した場合の期待利得を新たに考慮することで、唯一のナッシュ均衡戦略が存在することを示す。 |
題名 | 連続位相型分布の変分ベイズ法に関する考察 |
著者 | *渡辺 龍, 岡村 寛之, 土肥 正 (広島大学工学研究科情報工学専攻) |
Page | p. 413 |
Keyword | 位相型分布, ベイズ推定, 変分ベイズ法, マルコフ連鎖 |
Abstract | 位相型分布(PH)は吸収状態を持つマルコフ連鎖上で定義され, 吸収状態に至る時間の分布として定義される. 位相型分布は任意の分布を任意の精度で近似できることから,信頼性理論などで応用されている. 位相型分布を用いた解析を行う場合,データを用いてパラメータを決定しなければならない. 最尤法などの点推定では,得られたパラメータの確からしさを評価することは難しいが, 信頼性評価などではそのような確からしさを考慮した評価をする必要がある. そこで不確実性を評価できるベイズ推定について着目する. 特に本稿では計算コストの観点からベイズ推定の近似手法の1つである,変分ベイズ法を扱う. |
題名 | ゼロ切断・ゼロ過剰確率分布に基づいたソフトウェア信頼性モデルの予測評価 |
著者 | *今中 隆裕, 土肥 正 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻) |
Page | p. 414 |
Keyword | ソフトウェア信頼性, ソフトウェア信頼性モデル |
Abstract | ソフトウェアの開発工程において,ソフトウェアの信頼性を定量的に評価することは重要な管理技術である.その方法として,フォールト検出事象を確率モデルによって表現したソフトウェア信頼性モデル (SRM) が広く知られている.最も代表的な SRM として非同次ポアソン過程モデル (NHPPモデル) が挙げられ,ポアソン分布に従う初期フォールト数分布と二項分布に従う累積フォールト数分布の混合分布で求められる.自己の研究では,先行研究で用いられていたゼロ切断に加えて, ゼロ過剰(ZI)の概念を初期フォールト数分布と累積フォールト数分布に適用することで, より一般的かつ適用範囲の広い SRM を開発している. 本稿では提案モデルの予測評価を行い, 未観測データへの適合性について比較する. |
題名 | SysML から PetriNet への変換に関する考察 |
著者 | *山本 健太, 岡村 寛之, 土肥 正 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻) |
Page | p. 415 |
Keyword | SysML, PetriNet, 性能評価 |
Abstract | 近年,システムの複雑化が進んでおり,それに伴い信頼性や安全性の確保が重要な課題になってきている.その解決手段として,設計など開発の早い段階で行う性能評価の研究が注目されてきている.Systems Modeling Language(SysML) は代表的な設計記述言語である.このSysML を解析できるモデルへと変換し,システムビヘイビアの検証や性能評価を行う研究が行われている. 本稿では,SysML を評価モデルであるPN へ変換する規則に関して再考する.特に,できるだけ単純な規則で変換する方法の提案を行う.これは変換が正しく行われているかどうかの検証を行う容易になると同時に,変換が単純であるため,汎用性が高く,SysML を拡張した多くのプロファイルにも対応可能であると考えられる. |