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平成24年度 (第63回) 電気・情報関連学会中国支部連合大会

部門: セッション 1503  21. コンピュータネットワーク-(2)
日時: 2012年10月20日(土) 14:00 - 15:18
部屋: 教養棟2号館 604室 (→地図)
座長: 長坂 康史 (広島工業大学情報学部 情報工学科)

21-7 (時間: 14:00 - 14:13)
題名Network Codingを適用したP2Pコンテンツ配信システムにおけるトラフィック増加量の実験的評価
著者*石村 祐太 (広島大学大学院工学研究科), 亀井 清華, 藤田 聡 (広島大学大学院工学研究院)
Pagep. 375
KeywordP2P
Abstract近年,Network Coding(NC)を利用したP2Pコンテンツ配信が注目を集めている.NCの利用にはダウンロード時間の短縮やスループット向上などの効果があることが知られているが,その一方でトラフィック量が増大する可能性も指摘されている. 本稿では,NCの利用によってトラフィック量がどの程度増大するのかをシミュレーションによって評価する.

21-8 (時間: 14:13 - 14:26)
題名蟻の行動を元にしたルーティングアルゴリズムにおける経路収束に関する研究
著者*竹安 健人 (広島大学大学院工学研究科), 藤田 聡, 亀井 清華 (広島大学大学院工学研究院)
Pagep. 376
Keywordルーティング, Ant-based, 適応性
Abstract近年,生物の群知能をベースにしたルーティングアルゴリズムが注目を集めている.それらの手法は自己適応性に優れ,持続性の高い手法として期待されている.本論文ではその中で蟻の行動を元にした手法に注目し,自己適応性の一つである経路の収束現象を調査する.

21-9 (時間: 14:26 - 14:39)
題名中学校技術科における複数学校間同時遠隔連携授業
著者*小松原 実 (岡山商科大学), 中原 修二 (岡山市立妹尾中学校), 福田 信行 (鳥取市立青谷中学校)
Pagepp. 377 - 378
Keywordインターネット, 遠隔授業, 制御, 技術科
Abstract中学校で用いる教材として安価でかつ容易利用できるという2つの方向性のいずれをも満たすことのできる教育用体験システムとして無線あるいは赤外線コントロール方式のリモコン玩具を教材として開発した。今回、これを中学校技術科の授業に用い、生徒たち自身がこれを動かすデータを作成し、遠隔地に設置されたリモコン玩具を実際に動かすという授業を2つの中学校と大学を結んで実施した。本遠隔連携授業ではラジコンカー玩具を用いた制御体験教材を岡山商科大学内に設置し,遠隔地にある2か所の中学校をインターネットで結んでTV電話システムを用いつつ、筆者らが開発した遠隔制御体験システムを用いての授業実施を試みた。

21-10 (時間: 14:39 - 14:52)
題名個別化を意識したRuby e-Learningシステムに関する研究
著者*荒木 萌, 原 元司 (松江工業高等専門学校)
Pagep. 379
KeywordLMS, 個別化, Ruby
Abstracte-Learningシステムにはさまざまな形態のものが存在するが,近年利用者の知識レベルや希望によって個別のコンテンツを提供するe-Learningシステムがいくつか提案されている. しかし,プログラミング言語の自学自習を効率的に行うe-Learningシステムに個別化を導入したものは少ない. そこで本研究では,対象のプログラミング言語をRubyとし,既存のLMSを用いて個別化の実装を試み,その結果の検討を行う.

21-11 (時間: 14:52 - 15:05)
題名モバイルエージェントシステムのデバッガにおけるブレイクポイント機能の提案
著者*太田垣 真也, 東野 正幸, 高橋 健一, 川村 尚生, 菅原 一孔 (鳥取大学大学院 工学研究科 情報エレクトロニクス専攻)
Pagepp. 380 - 381
Keywordモバイルエージェント, デバッグ, ネットワーク
Abstractエージェントと呼ばれる自律的なプログラムがノード間を動き回り問題を解決するバイルエージェントシステムには,分散システムのプログラミングが平易となるなどの利点があるが,デバッグが難しいという問題がある.その原因の一つとして,遠隔地のノード上で動作するエージェントの状態や変数の確認ができないということがある.そこで,我々はエージェントを任意の処理部分で停止させるためのモバイルエージェントシステムのエージェントに対するブレイクポイント機能を提案する.これにより,動き回るエージェントを停止させ状態や変数を確認することで,モバイルエージェントシステムのデバッグの手間を削減することができる.

21-12 (時間: 15:05 - 15:18)
題名分散型e-Learningシステムの運用とその評価
著者*早川 匡史, 東野 正幸, 高橋 健一, 川村 尚生, 菅原 一孔 (鳥取大学大学院 工学研究科 情報エレクトロニクス専攻)
Pagepp. 382 - 383
Keyworde-Learning, モバイルエージェント, P2P
Abstract一般的な集中型e-Learningシステムでは,サーバへの負荷集中によるサーバダウンが問題として挙げられる.これを解決するため,我々は分散型e-Learningシステムを開発している.提案システムでは負荷分散のため全てのコンテンツをモバイルエージェントで実装し,システム参加者の計算機に分散管理させている.本稿では提案システムを利用者にエージェント実行環境を持たせて運用させた場合と,利用者にエージェント実行環境を持たせずに運用させた場合とで比較実験を行い,CPU負荷やメモリ消費などのリソースの負荷分散の点での実験方法を示す.