題名 | あご操作マウスを用いた頸髄損傷者のコンピュータ操作状況の解析 |
著者 | *六名 泰彦, 谷本 義雄, 難波 邦治, 山本 秀樹 (吉備高原医療リハビリテーションセンター) |
Page | p. 357 |
Keyword | 頸髄損傷者, コンピュータ操作, 入力デバイス |
Abstract | 当センターでは、上肢でのコンピュータ操作が困難な頸髄損傷が、あごで操作を行うあご操作マウス(1)の開発を行ってきた。あご操作マウス等、頸髄損傷者にとって操作可能なコンピュータ入力デバイスの選択と調整を行う上で、コンピュータの操作状況を解明することは極めて重要である。今回我々は、開発した計測プログラム(2)から、頸髄損傷者があご操作マウスを使用した時の操作状況を解析したので報告する。 |
題名 | 坂道における車いす漕ぎ状況の計測 |
著者 | *難波 邦治, 谷本 義雄, 六名 泰彦, 山本 秀樹, 古澤 一成 (吉備高原医療リハビリテーションセンター) |
Page | p. 358 |
Keyword | 脊髄損傷者, 車いす漕ぎ数, 加速度計 |
Abstract | 脊髄損傷者にとって、生活習慣病予防のために日常の活動量を把握することが重要である。これまでに我々は、脊髄損傷者が車いすを使用して日常どれくらい活動しているかを捉える目的で、車いす駆動輪を漕いだ回数と強さを算出することができ、車いす駆動輪計測装置を開発した。今回は、車いすに簡単に取り付けることができるように計測装置を小型化し、坂道など傾斜がある場面でできるだけ正確に漕ぎ数を捉えることができるように改良を行ったので報告する。 |
題名 | 植物生葉の光透過における振動現象 |
著者 | *畝本 元気, 福島 聖貴 (広島工業大学/塚田ゼミ), 塚田 紀昭 (広島工業大学) |
Page | p. 359 |
Keyword | 植物, 振動現象, 間欠照射 |
Abstract | 植物生葉に間欠照射した時に見られる振動現象について |
題名 | 植物生葉の透過光強度振動現象 -若い葉と古い葉の振動現象の違い- |
著者 | *中西 正樹, 曽禰 正寛, 西浦 修平, 塚田 紀昭 (広島工業大学) |
Page | p. 360 |
Keyword | 植物, 光透過, 振動現象, 若い葉、古い葉 |
Abstract | 前回の報告では照射状態と暗状態の繰り返す簡潔照射において暗状態の時間を変化させ初期応答の回復率を測定したものを報告した。今回は透過高強度に周期的な変動現象が新たに発見されたので報告する。本報告では特に若い葉と古い葉の振動現象の違いを測定したので報告する。 |
題名 | 植物生葉の透過光強度振動現象―光照射面積による振動現象の違い― |
著者 | *松原 正典, 浜田 圭介, 塚田 紀昭 (広島工業大学) |
Page | p. 361 |
Keyword | 植物, 光, 振動現象, 照射領域 |
Abstract | 今回、光の間欠照射により透過光強度に新たな振動現象が観測された。本研究では、植物生葉を照射する面積の違いによる振動現象の変化を観察した。 |
題名 | サイレントホイッスルを用いた睡眠時非拘束呼吸モニタリングの研究 |
著者 | *松岡 昂 (山口大学大学院理工学研究科機械工学専攻), 松本 佳昭, 椙本 英嗣 (地方独立行政法人山口県産業技術センター), 江 鐘偉 (山口大学大学院理工学研究科システム設計工学系専攻) |
Page | pp. 362 - 363 |
Keyword | 睡眠, 呼吸計測, 睡眠時無呼吸症候群, サイレントホイッスル, 非拘束 |
Abstract | 生活習慣病の遠因とされている睡眠時無呼吸症候群(SAS)の患者数は,我が国では200万人を超え,世界的にも増加の一途を辿っており,家庭で手軽にスクリーニングできる機器が求められている. そこで,10kHz以上の高周波音を発するサイレントホイッスルを鼻口部に装着し,呼気時の音を捉える就寝時非拘束呼吸モニタリング手法を提案する.10kHz以上の音は,中高年以上には聞こえ難いため自身や同室者の睡眠の妨げにならず,周囲音と異なる周波数帯域のため安定した呼吸情報をモニタリングできる. この手法によれば,従来のモニタリング装置に比べて飛躍的に低コストで手軽に用いることが可能となり,幅広くSASの予防に寄与できると考えられる. |
題名 | リカレント型神経回路網モデルにおけるカオスを用いたアーム制御 |
著者 | *桑田 誠治 (岡山大学 大学院自然科学研究科 電子情報システム工学専攻), 奈良 重俊 (岡山大学 大学院自然科学研究科 産業創成工学専攻) |
Page | p. 364 |
Keyword | カオス, リカレント型神経回路網モデル, アーム制御 |
Abstract | 人は予期しない状況でも、それに応じて柔軟に対応できる。人あるいは哺乳類の脳内でカオス現象が観測されており、この柔軟性に何らかな役割を果たしているのではないかと考えられる。カオスは、初期値の微小な変化により長時間後の結果が大きく変わり、予測が困難であるという特徴を持ち、これは天候の変化など自然界でも多数観測される。本研究では神経回路網モデルによってカオスを発生させ、その機能を調べ、制御へ応用することで脳機能のメカニズムにアプローチを試みる。 |