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平成24年度 (第63回) 電気・情報関連学会中国支部連合大会

部門: セッション 1002  14. 放送
日時: 2012年10月20日(土) 11:10 - 11:49
部屋: 教養棟2号館 503室 (→地図)
座長: 清水 忠昭 (鳥取大学大学院)

14-1 (時間: 11:10 - 11:23)
題名ライブビデオストリーミングにおける存在感の伝達
著者*伊瀬 一貴, 清水 忠昭 (鳥取大学大学院 工学研究科 情報エレクトロニクス専攻)
Pagep. 247
Keywordライブビデオストリーミング, 遠隔存在感
Abstract近年,ライブビデオストリーミングサービスが普及し,インターネット接続されたPCとウェブカメラさえあれば,誰もがライブ配信を行えるようになった.今日では就職説明会等もライブ配信されている.一般的な講演では,話者は聴衆の雰囲気を感じとりながら話を進めていく.しかしライブ配信では,話者(配信者)は聴衆(視聴者)の存在をつかみにくく,話をしにくいといった問題がある.本研究では配信者が視聴者の存在感を感じとり,話をしやすくするシステムの構築を目指す.最終的には被験者によるシステムの評価実験を行い,既存システムと提案システムで比較,存在感を感じるにはどのような要素が重要であるかを考察する.

14-2 (時間: 11:23 - 11:36)
題名仮設発電機の自動起動をサポートする「君に任助(まかすけ)」の開発
著者*熊丸 和宏 (日本放送協会広島放送局), 前田 賢治 (日本放送協会岡山放送局)
Pagepp. 248 - 249
Keyword中継放送所, 仮設発電機, 自動起動, ユニバーサルジョイント
Abstract放送所の非常用発電機が定期点検や故障等で使用できない場合、停電時に備えて土木建築現場等で使用される仮設発電機をレンタルし、停電時に自動起動する機能を付加して運用する。機能付加にあたっては、確実に起動できる信頼性だけでなく、決められた設置手順で様々な発電機を起動できる汎用性が求められる。 本装置は、自動起動の機能付加を容易に実現する装置であり、人が実際に操作するように、キースイッチを廻して仮設発電機を起動させる。従来、電気的に制御していた方法を、機械的に回転する機構に置き換えることで、煩雑な設置作業を大幅に簡素化させた。アダプタの構造を工夫することで、無人運用に耐える信頼性も確保することができた。

14-3 (時間: 11:36 - 11:49)
題名携帯型運行サポートシステムMOSSの開発
著者*村上 幸弘 (日本放送協会松江放送局)
Pagepp. 250 - 251
Keyword運行, サポート, 携帯, MOSS
AbstractNHK各放送局では、番組の送出・監視業務(運行業務)をマスター室で集中的に行っている。ほとんどの放送局では、夜間、1人の勤務者で運行業務にあたっているため、トイレ等でマスター室を離れると、短時間とはいえ機器アラームや番組の送出状況といった運行情報を正確に把握できなくなるという課題があった。 そこで、松江放送局では携帯型運行サポートシステムシステム(MOSS:Mobile Online Support System)を開発した。これは携帯型のタブレット端末に無線LANを経由して必要な運行情報を表示するものである。本システムにより、勤務者は局内中どこに居ても確実に運行情報を把握することが可能となる。1人勤務のサポートの他、局内工事の際の監視装置としても活用でき、安定・確実な番組送出に貢献する。