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平成24年度 (第63回) 電気・情報関連学会中国支部連合大会

部門: セッション 0403  12. 光・量子エレクトロニクス-(3)
日時: 2012年10月20日(土) 14:00 - 15:18
部屋: 教養棟1号館 202室 (→地図)
座長: 深野 秀樹 (岡山大学)

12-11 (時間: 14:00 - 14:13)
題名大口径光ファイバにおける二重モード伝搬の高次化と観察
著者*竹内 均, 吉川 学 (山口大学大学院 理工学研究科)
Pagep. 90
Keywordファイバ, モード
Abstractマルチモードファイバを使用した光通信において,モード分割多重を目的とした場合には,各種モードの伝搬についてのデータが必要である。従来,報告してきたデータは実験の容易さの点から,基本モードLP0,1とLP20,1の二重モードのものだけであった。今回は基本モードを含まない二重モード伝搬について実験を試みた。LP3,1とLP20,1,LP3,1とLP30,1のモードを用いて10.52cmと3.33cmのファイバを伝搬させる実験を試みた。結果として短距離では二重モードの伝送が可能であると考えられる。

12-12 (時間: 14:13 - 14:26)
題名L帯エルビウム添加光ファイバ増幅器の励起光波長依存性評価実験
著者*山崎 渉 (島根大学総合理工学部), 長岡 大樹, 信川 友宏, 北村 心, 増田 浩次 (島根大学総合理工学研究科)
Pagep. 91
Keyword光通信, EDF, 光増幅
Abstract将来の光通信システムの高速・大容量化においては,広帯域な光増幅中継技術が必要不可欠である.特に,C+L帯の広帯域な光中継システムにおいて,L帯のエルビウム添加光ファイバ増幅器(EDFA)の励起光波長最適化,雑音指数の低減などの高性能化は重要である.本論文では, L帯エルビウム添加光ファイバ増幅器の励起波長依存性評価を実験により行った.雑音指数が最小(最良)となる励起光波長は長波長側の1468nmであり,また所要励起光パワーが最小(最良)となる励起光波長は短波長側の1440nmであることがわかった.所要励起光パワーの差は比較的小さいので,雑音指数の値を考慮すると,最適励起光波長は1468nmであると考えられる.

12-13 (時間: 14:26 - 14:39)
題名2次励起C帯分布ラマン増幅における最適励起光波長特性
著者*山内 裕太, 増田 浩次 (島根大学総合理工学研究科)
Pagep. 92
Keyword光増幅器, 光中継器, ラマン増幅
Abstract将来の光通信システムの高速・大容量化においては,広帯域・低雑音な光増幅中継技術の高度化が必須である.特に,分布ラマン増幅(DRA)は,光信号対雑音比(OSNR)を顕著に改善できる優れた光増幅中継技術である.本論文では,通常の1次励起DRAに比べ,さらなるOSNR改善が可能な2次励起DRAを用いたC帯光伝送システムについて,最適な励起光波長特性をシミュレーションにより検討した.その結果,1550nmの信号光波長に対し,OSNR改善量を最大にする最適励起光配置が1450 nm(1次励起光)及び1400 nm(2次励起光)であることが明らかになった.また,2次励起光の1次励起光に対するパワー比を20とすることにより,1.32dBという高い値のOSNR改善量が得られた

12-14 (時間: 14:39 - 14:52)
題名L帯エルビウム添加光ファイバ増幅器における雑音指数の励起光波長依存性
著者*笹山 裕之 (島根大学総合理工学部), 北村 心, 増田 浩次 (島根大学総合理工学研究科)
Pagep. 93
Keyword光通信, EDF, 光増幅
Abstract将来の光通信システムの高速・大容量化においては,広帯域なL帯のエルビウム添加ファイバ増幅器(EDFA)が必要不可欠である[1-4].特に,励起光波長最適化,雑音指数(NF)の低減などの高性能化は重要である[5].本論文では,L帯EDFAにおける後方向伝搬の増幅自然放出光(ASE光)を取り入れたシミュレーションにより,雑音指数(NF)の励起光波長依存性を,定量評価した.その結果,雑音指数(NF)が後方向伝搬ASE光により劣化すること,及び最適励起光波長が変化することを確認した.

12-15 (時間: 14:52 - 15:05)
題名表面プラズモンを用いた光導波路のモードフィルタ特性
著者*Mahesh Kunwar, 川上 裕己, 中川 紀美雄, 信吉 輝己 (岡山理科大学)
Pagep. 94
Keyword表面プラズモン, モードフィルタ, 光導波路, ポラリトン, 波長フィルタ
Abstract光導波路端面に蒸着された金属膜による表面プラズモン-ポラリトンを用いたモードフィルタについて検討している。導波路端面部を等価屈折率を有するプリズムとみなすことで、クレッチマンモデルを適用し、そのフィルタ特性のシミュレーションを行っている。シミュレーション結果より、導波路の屈折率、伝搬光の波長と伝搬角(モード)と吸収によるフィルタ特性が明らかになった。

12-16 (時間: 15:05 - 15:18)
題名Capacitance Calculation for Integrated Fiber Type SMA Actuator
著者*Nor Farhani, 信吉 輝己 (岡山理科大学)
Pagep. 95
KeywordSMA, actuator, capacitance, Green, IEM