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平成24年度 (第63回) 電気・情報関連学会中国支部連合大会

部門: セッション 0402  12. 光・量子エレクトロニクス-(2)
日時: 2012年10月20日(土) 10:30 - 11:48
部屋: 教養棟1号館 202室 (→地図)
座長: 信吉 輝己 (岡山理科大学)

12-5 (時間: 10:30 - 10:43)
題名テラヘルツ波ケミカル顕微鏡によるイオン反応の可視化
著者*萩原 隆文, 篠宮 光博, 紀和 利彦, 堺 健司, 塚田 啓二 (岡山大学大学院 自然科学研究科)
Pagep. 83
Keywordテラヘルツ波, イオン計測, イオン感応膜
Abstractイオンの濃度分布計測することは,高性能電池の研究,生体研究などの様々な分野において重要である.我々のグループでは,レーザー照射によりテラヘルツ(THz)波を発生させる素子(THzセンシングプレート)を開発し,さらに,その素子の表面で化学反応あるいは,イオンの吸着反応の分布をTHz波強度分布として可視化することができるTHz波ケミカル顕微鏡(TCM)の提案・開発を行っている.本研究では,THzセンシングプレート上にNa+イオンのイオン感応膜を固定化し,Na+イオン濃度の異なる溶液をイオン感応膜に滴下した.その際のTHz波強度の変化がNa+イオン濃度に依存していることを確認した.

12-6 (時間: 10:43 - 10:56)
題名ハイブリッド型白色有機EL素子の設計と試作
著者*日高 佑輔 (近畿大学大学院), 岡田 和之 (近畿大学工学部)
Pagep. 84
Keyword有機EL, 白色発光, 3原色, 試作
Abstract白色発光を目指した有機EL素子の設計と試作を行いました。

12-7 (時間: 10:56 - 11:09)
題名有機EL素子の発光スペクトルに及ぼすホールブロック剤の影響
著者*大西 直人 (近畿大学大学院), 岡田 和之 (近畿大学工学部)
Pagep. 85
Keyword有機EL, 発光スペクトル, キャリア移動
Abstract有機EL素子の発光スペクトルに及ぼすホールブロック剤の影響に関する実験を行いました。

12-8 (時間: 11:09 - 11:22)
題名単純構造のマルチモード干渉を利用した高感度光ファイバ温度センサ
著者*櫛田 陽平, 深野 秀樹, 田上 周路 (岡山大学大学院 自然科学研究科)
Pagepp. 86 - 87
Keyword光ファイバ, 温度センサ, MMI
Abstractマルチモード干渉を利用した単純構造で高感度なSMS構造を持つ光ファイバ温度センサを提案し、その特性評価をおこなった。MMFの長さ(L)の増大に伴い、温度変化に対する波長シフト量が増大することを明らかにした。また、MMFの長さ79.5 mmにおいて、その干渉スペクトルの変化から6.15×10-3 ℃の温度分解能が得られ、高感度な温度センサが実現できることを示した。

12-9 (時間: 11:22 - 11:35)
題名非線形光電子能動素子拡散結合ネットワークにおけるカオスを媒体とした信号伝搬
著者*矢野 智之 (岡山大学大学院自然科学研究科電子情報システム工学専攻), 奈良 重俊 (岡山大学大学院自然科学研究科産業創成工学専攻)
Pagep. 88
Keywordカオス, 非線形, 光
Abstract近年,生体脳内でのニューロンの活動の電気生理学的観測においてカオスが発見され,生物特有の柔軟かつ複雑な情報処理には,カオスが大きな役割を果たしているというアイデアが提案された.本研究では脳機能の中でも脳内コミュニケーションに注目し,脳内コミュニケーションにおけるカオスの機能的役割に,発見論的にアプローチする.そこで,本研究では脳内カオスを工学的に研究するために,SEED素子を用いた.

12-10 (時間: 11:35 - 11:48)
題名自己電気光学効果素子における時間遅延効果導入モデルの解析
著者*多田 亮介 (岡山大学大学院 自然科学研究科 電子情報システム工学専攻), 奈良 重俊 (岡山大学大学院 自然科学研究科 産業創成工学専攻)
Pagep. 89
Keywordカオス, 光, 遅延, リアプノフ
Abstract本研究では, 自己電気光学効果素子(Self Electro-optic Effect Device:SEED)に時間遅延効果を導入し,SEEDの新たな可能性を発見することを目的とする.本研究では, 自己電気光学効果素(Self Electro-optic Effect Device:SEED)に時間遅延効果を導入し,SEEDの新たな可能性を発見することを目的とする.