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平成24年度 (第63回) 電気・情報関連学会中国支部連合大会

部門: セッション 0302  5. パワーエレクトロニクス-(1)
日時: 2012年10月20日(土) 10:45 - 11:50
部屋: 教養棟1号館 201室 (→地図)
座長: 岡本 昌幸 (宇部工業高等専門学校)

5-1 (時間: 10:45 - 10:58)
題名太陽電池を用いた鉛蓄電池非接触充電回路の検討
著者*奥野 貴浩, 渡邉 修治 (松江工業高等専門学校)
Pagep. 53
Keyword太陽電池, 鉛蓄電池, 非接触給電
Abstract本研究では、松江高専で制作された電気自動車の走行用電源として使われている鉛蓄電池を、太陽光による自然エネルギーのみで充電することを目的として、太陽電池から鉛蓄電池に非接触で充電する回路を制作する。

5-2 (時間: 10:58 - 11:11)
題名パワーデバイスのゲート電位変動に関する解析
著者*西垣 彰紘, 梅上 大勝, 服部 文哉, 山本 真義 (島根大学)
Pagepp. 54 - 55
Keywordパワーデバイス, 高周波, 電位変動, 誤点弧
Abstract近年,電力変換回路の小型化・高密度化に需要が高まっており盛んに研究が行われている。しかし,電力変換回路に用いられているスイッチングデバイスの多くはシリコン系のMOS-FETやIGBTであり,小型化・高密度化を行うにはシリコンの物性上限界が迫りつつある。そこで,近年シリコンを用いたパワーデバイスに比べて高耐圧・高速スイッチング・低損失な動作を可能とする炭化ケイ素 (SiC)や窒化ガリウム(GaN)の次世代パワーデバイスが注目されている。しかし,SiCやGaNのパワーデバイスはゲートしきい値電圧がシリコン系デバイスに比べて低いため回路内のノイズによりスイッチが誤動作をして誤点弧,誤消弧が起こる恐れがある。ここでは,誤点弧・誤消弧の発生について実機を使った実験を用いて検証する。

5-3 (時間: 11:11 - 11:24)
題名永久磁石同期モータのオブザーバによるセンサレス制御の一方式
著者*鶴薗 陽啓 (岡山理科大学大学院工学研究科電子工学専攻), 笠 展幸 (岡山理科大学工学部電気電子システム学科)
Pagep. 56
Keyword永久磁石同期モータ, センサレス制御, マイコン
Abstractインバータ駆動永久磁石同期モータのセンサレス制御が提案されてきた。本研究では、近年のマイコンのさらなる高性能化により高性能なモータ制御を実現する。位置・速度推定方式は回転座標 軸でのオブザーバ方式を適用し、1シャント電流検出を含めたセンサレス制御の実現を目指す。

5-4 (時間: 11:24 - 11:37)
題名LED照明用電解コンデンサレスコンバータの電流制御
著者*Sohair Kausar, 笠 展幸 (岡山理科大学)
Pagep. 57
KeywordLED照明用電源, マイコン, ディジタル制御
Abstract省エネルギー用途として拡大するLED照明において、LEDに電力を供給する電源に使用される大容量アルミ電解コンデンサの耐久性が問題となっている。本報告では、LED駆動用の電解コンデンサレスコンバータを提案する。電解コンデンサの代わりにフィルムコンデンサを使用するので、コンデンサ容量をできる限り小さくすることを目的としている。電流制御にディジタル制御を適用することで、入力電圧が0V付近や電圧のピーク値付近での制御範囲を拡大することで、電流制御範囲を大幅に拡大することで、容量の削減を目指す。

5-5 (時間: 11:37 - 11:50)
題名双方向昇圧・降圧DC/DCコンバータのリアクトル電流ピーク値
著者*盛興 宏明, 高橋 明子, 今井 純, 舩曳 繁之 (岡山大学)
Pagepp. 58 - 59
KeywordEDLC, 双方向コンバータ, リアクトル電流
Abstract再生可能エネルギーの急峻な変化による,電力系統の安定度・品質に及ぼす影響が問題視されており,電力を平準化するための電力貯蔵装置が注目されている。電気二重層キャパシタ(EDLC:Electric Double-Layer Capacitor)を用いた電力貯蔵システムにおいて,EDLCに接続されるコンバータは双方向の電力フロー,大きく変化する出力電圧に応答可能であることが要求される。 本文では,EDLCを用いた電力貯蔵システムのために提案された双方向昇圧・降圧DC/DCコンバータのリアクトルピーク電流について定量的に解析を行う。リアクトルの最大許容電流により,リアクトルのインダクタンスを決定することができることを示す。それをシミュレーションで確認する。