| 題名 | 極座標表示CSHAを用いた電力平準化システムの最適化における最適化範囲調整の効果 |
| 著者 | *小池 涼太, 高橋 明子, 今井 純, 舩曳 繁之 (岡山大学) |
| Page | pp. 17 - 18 |
| Keyword | 遺伝的アルゴリズム, 極座標表示, クラスタリング |
| Abstract | 製鉄所圧延工場は多くの電力を消費し，かつ電力変動が非常に急峻である．このような急峻な電力変動は，電力コストに大きな悪影響を与える．電力変動を抑制する方法として，超電導エネルギー貯蔵装置(SMES)を用いた電力平準化制御システムの導入が検討されている．しかし，このシステムの実用化には，制御定数および装置容量の最適化が不可欠である．これまで著者らはクラスタ構造型遺伝的アルゴリズムなどの新手法を提案し，より効率的な電力平準化制御システムの最適化に関する研究を行ってきた．本稿では更なるアルゴリズムの改善手法として，最適化の進行とともに最適化範囲の調整を行った場合の最適化結果について検証する． |
| 題名 | RAPSO-MEを用いた電力平準化システムの最適化 |
| 著者 | *大庭 敬賢, 槇野 洋平, 高橋 明子, 今井 純, 舩曳 繁之 (岡山大学) |
| Page | pp. 19 - 20 |
| Keyword | PSO, 超電導エネルギー貯蔵装置, 最適化, 突然変異 |
| Abstract | 製鉄所圧延工場の電力変動抑制の方策として，SMESを用いた電力平準化制御システムが検討されているが，このシステムの実用化には装置容量及び制御定数の最適化が不可欠である。本研究では，PSOを用いて電力平準化制御システムの最適化を行う。反射率調整型PSOは問題領域端で行うベクトル反射の反射率を評価値の最良値の収束状況に応じて反射率を変動させる手法であるが，探索過程で局所解に陥った場合，局所解からの脱出が困難であるという問題が存在する。そこで，PSOの大域滝探索能力の向上及び局所的探索との両立を目的として，反射率調整型PSOに突然変異とエリートグループを取り入れた最適化手法を提案する。 |
| 題名 | 配電系統の計測データ収集周期と電圧誤差に関する検討 |
| 著者 | *柴丸 昇, 八田 浩一, 大矢 將典, 石川 文雄 (中国電力) |
| Page | pp. 21 - 22 |
| Keyword | 配電系統, 電圧管理, 計測周期, 電圧誤差 |
| Abstract | 分散型電源の普及拡大や，進相無効電力の増加等に伴い，配電系統の電圧変動が増大し，従来の手法では電圧管理が困難になることが懸念される。 電圧管理に影響を与える因子は，力率や分散型電源などがあるが，計測データの計測周期による差異もその一因と考えられる。 配電系統の電圧計測データをもとに，計測データ収集周期に対して，電圧誤差がどの程度発生する可能性があるかを試算したので報告する。 |
| 題名 | 電圧安定性と経済性を考慮した無効電力価値算出 |
| 著者 | *長尾 勇気 (広島大学大学院 工学研究科 システムサイバネティクス専攻), 餘利野 直人, 佐々木 豊, 造賀 芳文 (広島大学) |
| Page | pp. 23 - 24 |
| Keyword | 無効電力制御, UPFC, 無効電力価値, アンシラリーサービス |
| Abstract | 昨今の発送電分離などに代表される電力自由化の進展に伴う電力事業の競争環境下における電力系統運用において、系統運用の信頼度維持の観点から電圧安定性が強く要求されている。それと同時に、経済的な系統運用も要求されており、安定的かつ経済的な系統運用を満たすため無効電力補償の概念が重要となる。本研究では、UPFCを無効電力機器として選定し、安定性・経済性を考慮した無効電力機器最適設置状態を求める。また、無効電力機器が系統に寄与する貢献度を価値係数として算出するとともに、価値係数と機器設置状態・系統運用コストとの関係性から、無効電力の価値評価を行い、最適設置状態の妥当性、および機器の有効性について検討する。 |
| 題名 | Δω型PSSのSupport Vector Machineを用いた切替え制御手法に関する研究 |
| 著者 | *池本 佳史, 造賀 芳文, 佐々木 豊, 餘利野 直人 (広島大学) |
| Page | pp. 25 - 26 |
| Keyword | PSS, サポートベクターマシン, 粒子群最適化, 不確実性, 再生可能エネルギー |
| Abstract | 近年，長距離送電系統の事故時に発生する広域的な長周期動揺が問題となっており，その対策として有効であるPSS（Power System Stabilizer）についての研究が多くなされている。また，将来太陽光発電(PV)等の再生可能エネルギーの導入や電力自由化の拡大による系統内の不確実性の増大が懸念されている。これを踏まえ，本研究グループでは系統状態の変化や不確実性に対して有効なロバスト性を考慮したPSS設計手法やSVM（Support Vector Machine）による系統状態に応じたPSS切替え制御手法を提案してきた。 これまでは発電機有効電力を入力要素とする∆P型PSSによる手法を研究してきた。そこで，本稿では新たに発電機角周波数偏差を入力要素とする∆ω型PSSによる制御手法を提案する。 |
| 題名 | 自然変動電源を考慮した小規模独立系統におけるオンデマンド需給制御に関する一検討 |
| 著者 | 造賀 芳文, *間島 佑貴, �錨� 泰範, 佐々木 豊, 餘利野 直人 (広島大学) |
| Page | pp. 27 - 28 |
| Keyword | 自然変動電源, 調整容量, 小規模独立系統, 電気自動車 |
| Abstract | 近年, 環境意識拡大や化石燃料枯渇問題等により自然変動電源が注目され, その予測困難な出力変動が電力系統に悪影響を及ぼすことが懸念されている。これまで本研究では, この悪影響を系統内で解消する自律分散型小規模独立系統において, 自然変動電源の過剰な出力変動が想定外に生じた際に, 過去の負荷変動データから求めた標準偏差を基に自然変動電源出力を抑制・復帰する機能の開発を行ってきた。 そこで本稿では,自然変動電源の過剰な出力変動を抑制する際, 各自然変動電源の変動の大きさを考慮して抑制・復帰を行うオンデマンド需給制御について検討する。 |