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平成24年度 (第63回) 電気・情報関連学会中国支部連合大会

部門: セッション 0102  6. 照明デザイン・視覚・光源・点灯回路
日時: 2012年10月20日(土) 10:55 - 11:47
部屋: 教養棟1号館 101室 (→地図)
座長: 藤田 恭久 (島根大学)

6-1 (時間: 10:55 - 11:08)
題名斜め入射による構造性発色の数値解析
著者*高橋 勝, 若林 秀昭, 稲井 寛 (岡山県立大学情報工学部)
Pagepp. 3 - 4
Keyword構造性発色, 3次元回折問題, 微細周期構造, sRGB
Abstractモルフォ蝶翅は観察方向によって色が変化する構造性発色の特徴が顕著にみられる.この光学特性はその鱗粉にある微細周期構造に起因していることが知られ,2次元の回折特性を調べる研究が多数行われている.本稿では,モルフォ蝶翅による構造性発色の発色現象を3次元回折問題と考え,光学特性及びsRGB表色系の3刺激値を求め,構造性発色の3次元特性を検討している.数値計算を行い,sRGBによる表色結果より,3次元的な観察方向によって色が変化することを数値的に明らかにしている.

6-2 (時間: 11:08 - 11:21)
題名植物工場に用いるLED照明装置の開発とLED照射が野菜の栄養価に及ぼす影響
著者*福田 祐貴, 中野 靖久, 香田 次郎, 矢野 卓雄 (広島市立大学)
Pagep. 5
Keyword植物工場, ブロッコリースプラウト, ビタミンC, LED, 野菜
Abstract近年,食の安全や野菜の高付加価値化を目指す手段の一つとしてLED利用型の植物工場が注目を浴びている。本研究では様々な条件下で植物育成が可能なLED照明装置を開発し,LED照射がブロッコリースプラウトのビタミンC(VC)含有量に及ぼす影響について調べた。開発した装置は赤(ピーク波長660 nm) および青(ピーク波長470 nm)2種類のLEDを用い,マイコンボードからのD/A出力により光量子束密度,日長,パルス周期,デューティ比を制御できる。栽培実験では赤色LEDの光強度を増加させるとともにVC含有量も増加するという特性が見られた。さらに一日間照射するよりも二日間照射した方が,照射前のサンプルのVC含有量と比較して大きく増加することがわかった。

6-3 (時間: 11:21 - 11:34)
題名超高圧水銀灯の電極材料が電子放出特性に及ぼす影響
著者*辻林 貴司 (津山工業高等専門学校/電子・情報システム工学専攻), 植月 唯夫 (津山工業高等専門学校/電気電子工学科), 松尾 明 (日本タングステン株式会社), 森井 克之, 幡中 久夫 (ヒメジ理化株式会社)
Pagep. 6
KeywordElectrode, Radioactivity, HID lamp
Abstract半導体用プロセス用超高圧水銀ランプにはトリエーテッドタングステン電極(以下ThO2 電極と表記)が使用されているが、この電極材料は放射性を有ており、環境上好ましくない。そのためThO2 電極の代替となる材料を創出することは非常に価値があるが、寿命という観点から従来の酸化トリウムタングステンを凌駕するものはできていない。本研究の最終目的はThO2電極の代替材料を作りだすことである。現在開発中の開発中の新材料と市販されているThO2 電極の違いについての諸特性を比較したので報告する。

6-4 (時間: 11:34 - 11:47)
題名自動車用HIDランプの始動電圧低減に関する研究
著者*志水 光太郎, 植月 唯夫 (津山工業高等専門学校/電気電子工学科)
Pagep. 7
Keywordautomobile, headlight, HID lamp, ignition
AbstractヘッドライトとしてのHIDランプは多くの自動車で使用されるようになってきている。HIDランプの始動電圧を下げることは、点灯回路の小型化、軽量化に非常に有効な手段となる。本研究ではこのHIDランプの始動電圧を下げることを目的とする。今回はランプに取り付けた近接導体のポテンシャルが始動電圧にどのように影響するかについて調べたのでここに報告する。