題名 | 電気自動車用スマートチャージャを用いた高調波補償 |
著者 | *田中 秀典 (山口大学大学院理工学研究科情報デザイン工学系専攻), 山田 洋明, 田中 俊彦 (山口大学/大学院理工学研究科), 岡本 昌幸 (宇部工業高等専門学校/電気工学科) |
ページ | p. 394 |
キーワード | スマートチャージャ, 電力品質保証, 高調波補償, PWM整流器, 比例共振制御 |
アブストラクト | 著者らは先に,家庭内負荷をRL 線形負荷とした場合の電力品質保証機能を有する電気自動車用スマートチャージャの有効性を実験により明らかにした。本論文では,家庭内負荷が高調波を発生する場合の電気自動車用スマートチャージャを用いた高調波補償の有効性を計算機シミュレーションにより確認したので報告する。 |
題名 | 電力変換回路の損失解析を目的としたダイオードのモデリング |
著者 | *中西 佑太 (山口大学大学院理工学研究科電子情報システム工学科), 田中 俊彦, 山田 洋明 (山口大学/大学院理工学研究科), 岡本 昌幸 (宇部工業高等専門学校/電気工学科) |
ページ | pp. 395 - 396 |
キーワード | ダイオード, モデリング, SPICE, リカバリー特性 |
アブストラクト | 近年,環境問題への関心の高まりから,パワーエレクトロニクス機器の高効率化に向けた開発が盛んに行われている。しかしながら,設計段階において素子のダイナミックな振る舞いや,スイッチング損失などの小さな損失を詳細に検討することは困難である。このため損失の観点から,余裕を持った設計による製造コストの増大や,回路効率の低下が問題となっている。 そこで本稿では,パワエレ機器の小型化や低コスト化を目指したシミュレーションによる高精度な損失解析を実現するために,リカバリー特性と順方向電流特性を考慮したダイオードのモデリングを行ったので報告する。 |
題名 | 水中負荷への応用を目的とした非接触給電用高周波インバータ |
著者 | *吉澤 圭祐 (山口大学/大学院理工学研究科電子情報システム工学専攻), 山田 洋明, 田中 俊彦 (山口大学/大学院理工学研究科), 平木 英治 (岡山大学/大学院自然科学研究科), 岡本 昌幸 (宇部工業高等専門学校/電気工学科) |
ページ | pp. 397 - 398 |
キーワード | 水中負荷, 非接触給電, 高周波インバータ, 無安定マルチバイブレータ |
アブストラクト | 近年,非接触給電の技術が注目を浴びており,様々な製品への応用が期待されている。その中でも,我々の研究グループでは,水中負荷であるロボット金魚に対する非接触給電の応用を検討している。本稿は,水で満たされた水槽中を泳ぐロボット金魚への非接触給電を目的とした高周波インバータ回路ついて検討を行った。実験の結果,ロボット金魚への電力供給が実現できたので報告する。 |
題名 | 瞬時空間ベクトル変調法を用いた三相電力変換システムの動作検証 |
著者 | *新谷 祐介 (島根大学大学院総合理工学研究科), 石原 將貴 (島根大学総合理工学部), 七森 公碩, 金澤 康樹, 山本 真義 (島根大学大学院総合理工学研究科) |
ページ | pp. 399 - 400 |
キーワード | 三相電力変換システム, 直流リンクキャパシタ, 瞬時空間ベクトル変調法, スイッチング損失 |
アブストラクト | 本稿では,DC/DCコンバータと三相インバータにおける新制御方式の動作検証を行った。従来の方式ではDC/DCコンバータ部分で直流リンクコンデンサの定電圧制御,三相インバータ部分で三相交流生成を,それぞれPWM信号によって独立に制御していた。この事からDC/DCコンバータの出力電力と三相インバータが必要とする電力の供給するタイミングが合わないため,大型の直流リンクキャパシタが必要であった。しかし,本稿で動作検証を行った制御方式では,瞬時空間ベクトル変調法を用いてDC/DCコンバータ及び三相インバータのPWM信号を生成している。これにより三相インバータが必要とするタイミングでDC/DCコンバータから電力が供給されるため,直流リンクキャパシタの小型化が実現可能となる。 |
題名 | ゲートパルス変化におけるサージ電圧・サージ電流の減少 |
著者 | *石橋 寛基 (島根大学総合理工学部), 七森 公碩, 西垣 彰紘, 吉田 尭, 梅上 大勝, 山本 真義 (島根大学総合理工学研究科) |
ページ | pp. 401 - 402 |
キーワード | パワーデバイス, サージ電圧, 寄生インダクタンス成分, 寄生キャパシタンス成分 |
アブストラクト | パワーデバイスに生じるサージ電圧・電流は回路内の寄生インダクタンス成分や,寄生キャパシタンス成分によるものである。この現象を抑制するためにゲート抵抗を増加させる手法が取られてきた。しかし,この手法の問題点としてゲート抵抗によってスイッチング時に損失が増加してしまうといった点が挙げられる。そこで本稿では,ゲートに印加する電圧の形を変え,電流の傾きを緩やかにすることにより,サージ電圧・電流を抑制する。また,ゲート電圧波形をどのような形にすることがサージ電圧・電流を抑制するのに効果的なのかを時間及び,電圧振幅値の面から検討を行った。 |