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平成26年度 (第65回) 電気・情報関連学会中国支部連合大会

部門: セッション 0504  23. 画像処理-(2)
日時: 2014年10月25日(土) 15:30 - 16:35
部屋: 1号館 01201 (→地図)
座長: 矢野 澄男 (島根大学)

23-6 (時間: 15:30 - 15:43)
題名ディジタル画像処理を用いた古文書の可読性の向上
著者*寺崎 希, 古賀 崇了 (徳山工業高等専門学校)
ページpp. 153 - 154
キーワード古文書画像, 画像強調, ノイズ抑制
アブストラクト汚損や経年変化によって可読性が低下している古文書を撮影した画像に対して画像処理を用い,古文書の可読性を向上させる.本研究では,古文書の文字の薄さと汚れという二つの問題に注目し,画像強調処理とノイズ抑制処理を用いて可読性の向上を図る.

23-7 (時間: 15:43 - 15:56)
題名水田除草ロボットにおける簡易画像座標変換を用いた移動軌跡の取得
著者*坂出 一樹, 曽利 仁, 井上 浩行 (津山工業高等専門学校), 八田 浩之, 安藤 泰宏 (IKOMAロボテック)
ページpp. 155 - 156
キーワード除草ロボット, 画像座標変換
アブストラクト除草ロボットに必要な技術として,これまで行ってきているハードウェア開発に加え,除草ロボットの移動軌跡取得と未除草エリアを推測するソフトウェア開発も必要であると考えている。これまでに,簡易な画像座標変換法を用い室内実験環境下において除草ロボットの移動軌跡取得を行った。室内実験では,除草する水田エリアを数分割し分割エリアごとに画像座標変換法を用いることで,除草ロボットの移動軌跡取得に有効であると確認できた。本研究では,室外実験環境下において同様な画像座標変換法を用いた除草ロボットの移動軌跡取得を目的としている。

23-8 (時間: 15:56 - 16:09)
題名X線画像を用いた異物検査手法の検討
著者*落合 俊介, 櫻田 はなみ, 神原 卓也, 藤井 周, 前田 俊二 (広島工業大学), 大石 昌典, 川口 哲史 (日立パワーソリューションズ)
ページpp. 157 - 158
キーワード異物検査, X線画像
アブストラクト産業素材への異物混入の有無を判定することを目的に,X線画像を用いた異物認識手法を検討した。16bitという深い階調,不均一な背景上にある微小異物を検出することが課題である。本研究では,局所領域の特徴量を新規に考案しSVMにより異物の有無を判定する手法を提案した。対象素材に種々の寸法を持つ評価用のSUS球を混入してX線画像を取得し、これを評価した。検出画素寸法の10倍以上を検出可能なことから、提案手法の有効性が確認できた。

23-9 (時間: 16:09 - 16:22)
題名書き込み内容に対するウェアラブルカメラによる電子化
著者*小池 慧, 渡邊 栄治 (甲南大学)
ページpp. 159 - 160
キーワードノート, カメラ, ペン, 時間タグ
アブストラクト講義において,手書きノートは聞き手にとって重要な記憶 媒体である. 筆者らはそのようなノートの文字を書き始めたタ イミングと聞き手の動作から,講義に対する聞き手の集中度 や理解度を定量的に推定することを最終的な目的としている. そのためには,講義におけるノートの文章作成のタイミング を知ることは重要である. 本報告では,講義の中で聞き手がハンドアウト(講義資料)にメモをとったとき,ウェアラブルカメラを用いてそれを電子化する手法について提案する.具体的には,まず聞き手の頭部にウェアラブルカメラを固定して,講義を録画する.その動画像の中から,ノートとペン先を検出して,書き込んだメモに対して,いつ書いたかという時間情報を埋め込むという手法について報告する.

23-10 (時間: 16:22 - 16:35)
題名モバイルエージェント技術による色の特徴量を利用した人物追跡システム
著者*中野 翔太 (鳥取大学 工学研究科 情報エレクトロニクス専攻), 四元 辰平, 谷川 浩三 (メルコ・パワー・システムズ株式会社), 高橋 健一, 川村 尚生, 菅原 一孔 (鳥取大学 工学研究科 情報エレクトロニクス専攻)
ページpp. 161 - 162
キーワード画像処理, 人物追跡
アブストラクト近年,様々な企業でセキュリティシステムの導入が盛んにおこなわれている.セキュリティシステムの中には監視カメラを利用したのものがある.これは監視カメラに映った不審人物を監視員の目によって監視・追跡するようなシステムである.このようなシステムは監視・追跡するべき人物が複数人になると監視員の負担が大きくなる.我々はこの問題を解決するためにモバイルエージェント技術を用いた人物追跡システムを開発している.エージェントが追跡する人物を判定するために,人物の特徴量を必要とする.現在はSIFT特徴量を利用しているが,複数の角度から撮影した人物の判定では精度が大きく落ちる.そこで,色を利用した特徴量の取得方法を提案する.