題名 | インテグラルフォトグラフィでの三次元動画の生成と奥行き再現範囲の検討 |
著者 | *森岡 遼太, 早田 恭平 (島根大学大学院 総合理工学研究科 総合理工学専攻), 矢野 澄男 (島根大学大学院 総合理工学研究科) |
ページ | p. 146 |
キーワード | インテグラルフォトグラフィ, light field reproduction, 三次元動画, 三次元ディスプレイ |
アブストラクト | 立体・三次元画像はこれまでに多くの研究がなされてきており、現在もなされている。その中で、視覚疲労がないと言われ、かつ、眼鏡を必要としないlight field reproductionを基礎とする三次元ディスプレイであるインテグラルフォトグラフィ(IP)方式において動画像生成アルゴリズムの開発を行った。生成した三次元画像は、CG空間で撮像し、その撮像画像をIP画像の要素画像に変換することにより得られる。この手順を繰り返すことで三次元動画を生成することができる。さらに試作した三次元画像表示装置に関してこのアルゴリズムを利用し、奥行きの表示特性の基礎となる静的・動的な奥行き再現範囲を明らかにした。 |
題名 | 1次元インテグラルフォトグラフィ方式を用いた3次元動画像の生成 |
著者 | *早田 恭平, 森岡 遼太 (島根大学大学院 総合理工学研究科 総合理工学専攻), 矢野 澄男 (島根大学大学院 総合理工学研究科) |
ページ | p. 147 |
キーワード | Integral Photography, 3次元動画像, 光線像再生 |
アブストラクト | 両眼融合による立体画像では、輻輳・調節に起因する視覚疲労、あるいは、眼鏡等が必要とされる。また、眼鏡を用いない場合では視域の制限等が生じる。本報告では、眼鏡が不要で、視覚疲労がないと言われるLight Field Reproduction(光線像再生)に基づく一次元Integral Photography(IP)方式による動画像生成アルゴリズムの開発の関して述べる。「一次元」は水平視差のみの表示であり、解像度の向上のため垂直視差の考慮はしていない。開発したアルゴリズムでは、計算機内での撮像、続けて、1次元IP表示のためのEPI(Epipolar Plane Image)上での信号処理等を行い、これらの繰り返しにより、3次元動画像の生成を可能としている。 |
題名 | 汎化ガウス混合モデルの学習にもとづくCT画像の雑音除去における事前分布の補正 |
著者 | *大西 俊輔, 山根 延元 (岡山大学工学部) |
ページ | pp. 148 - 149 |
キーワード | X線CT画像, 雑音除去, ガウス混合モデル, 機械学習, 事前分布 |
アブストラクト | CT画像の雑音除去法として汎化定常ガウス混合モデルにもとづく最小2乗誤差(UNI-GMM-AWF)法が提案され,被爆線量低減が図られている.本論文では、UNI-GMMの推定に用いていたファントムと臨床画像の事前分布の差異に着目する.この事前分布の調整により、モデルの検出精度の向上と微細な既存構造物の保存を図る.従来法では、画像の雑音除去の際に微細な既存構造物が雑音とともに除去されることがあった。そのため、シミュレーション実験により有効性を確認する. |
題名 | ポジショニングドールを用いた膝関節撮影実習の試み |
著者 | *丸山 敏則 (岡山大学), 山本 秀樹 (吉備高原医療リハビリテーションセンター) |
ページ | pp. 150 - 151 |
キーワード | 膝関節撮影, CT画像, ポジショニングドール, 平面画像 |
アブストラクト | 診療放射線技師養成機関である大学では,ポジショニング技術習得のための実習において,関節が可動する成人実物大ポジショニングドール(以下ドール)を使用した関節屈曲位の撮影実習が可能となってきた.そこで本研究では,ドールの膝関節を対象として,以前に報告したトレーニングツールを用い,ドールを使用した実験・実習に対応させた新しい方法を提案した.ポジショニングに対応した平面画像をCT画像から作成,表示する.学生は,その部位の骨格線のスケッチを行い,部位の解剖学的イメージを構築させる.そのスケッチの妥当性を確認できる画像とし平面画像を1次微分した骨格線画像を表示する.これにより解剖学的知見が得られ,迅速かつ正確なポジショニングを可能とすることが期待できる. |
題名 | 動的ネットモデルと色情報を用いた画像識別手法の一検討 |
著者 | *佐田 俊甫 (津山工業高等専門学校 電子・情報システム工学専攻), 薮木 登 (津山工業高等専門学校), 鷲見 育亮 (鳥取環境大学), 築谷 隆雄 (松江工業高等専門学校) |
ページ | p. 152 |
キーワード | 動的ネットモデル, アクティブネット, 格子点密度, 画像識別 |
アブストラクト | 画像中に存在する目標物体を抽出する手段として動的ネットモデルという手法がある。本手法はエネルギー最小化原理を用いた輪郭抽出法で,雑音に強く,安定な動作が保証されるという利点がある。また,動的ネットモデル使用時に作成されるデータを利用して目標物体の特徴情報を作成することで,目標物体のパターン認識に利用することも可能である。我々は,動的ネットモデルを利用した領域と特徴の抽出に関する研究を行ってきた。 本稿では動的ネットモデルと格子点密度から得られた色情報を用いた画像識別手法を提案する。実験により,提案手法は従来手法に比べて識別精度が向上可能であることが確認できた。 |